【連載】ガジェットTIPS

隙間に落ちたネジ、「着磁器」で拾えます

海上忍
2020年06月17日
オーディオ機器など電化製品はホコリが大敵、内部を清掃しようとフタのネジを外していたら、手元が狂ってネジを落としてしまった...という経験、ありますよね? 軽いものなら逆さにして落とせますが、アンプのような重量級ともなると1人では対処できません。

落ちたネジを拾うときには、先端が磁石になったドライバーが活躍しますが、ドライバーを差し込めないほど狭い場所に入り込んでしまうこともあります。ドライバーの磁力低下ですぐにネジが落ちてしまい、クレーンゲームさながらの状況に...なんてことも。

ドライバー用マグネタイザーの一例、サンワサプライ「TK-MAG2」

そんなとき活躍する装置が「着磁器」。人工の磁石は、材料を成形した段階では磁気を帯びていないため、磁気を付加する着磁という処理を行いますが、その役割を担うのが着磁器です。工業用には数千、数万アンペアもの大電流を発生させる大型の着磁器が利用されますが、ドライバーの先端に着磁する程度であれば数百円で販売されている商品でじゅうぶん。マグネタイザーなどの名称で販売されているため、探してみましょう。

この着磁器、磁石に変えられるのはドライバーだけではありません。広範な鉄製品を対象にできるため、用途もいろいろです。たとえば、ゼムクリップ。細く延ばして針金状にすれば、ドライバーを差し込めない狭い場所に落ちたネジを拾えるかもしれません。六角レンチも着磁しておくと、結構便利に使えます。ただし、キャッシュカードなど磁力に弱いアイテムに近づけないよう、くれぐれもご注意を。

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