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一部のスマホで「赤外線通信」が復活。どうして?

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海上忍
2020年06月09日
携帯電話機を向かい合わせにして送信、懐かしい風景ですね。2つ折りのいわゆる「ガラケー」全盛期、ほとんどの携帯電話機には、他の端末とアドレス帳など比較的小さなデータを直接やり取りする手段として赤外線通信(IrDA)が用意されていました。波長の長い赤外線は直進性が強いため、2台の端末を向い合わせにして通信するというわけです。

そんな赤外線通信、最近のスマートフォンではあまり見かけません。初期のAndroid端末には多く採用されていましたが、スマートフォン時代はアドレス帳などのデータはアプリの機能やQRコードを介してやり取りすることが一般的になり、ガラケーユーザの減少もあって赤外線通信のニーズが低下したためです。高シェアのiPhoneとはやり取りできないことも、姿を消した理由のひとつと考えられます。

「Mi Note 10 Lite」

ところが、中国・シャオミのスマートフォンの多くでは赤外線を利用できます。2020年6月発表の「Mi Note 10 Lite」など最新モデルでもサポートされていますから、本腰が入っているといえそうです。けれど、今頃どうして?

その理由は、スマホ・PC以外の家電製品にあります。シャオミは家電製品も多く手掛けているため、その司令塔としての役割をスマートフォンに求めたのでしょう。付属のアプリ「Mi Remote」では、エアコンやAVレシーバー、プロジェクターなどシャオミ製品以外の家電・AV機器のプリセット値も多数用意されているため、すぐにリモコンとして活用できます。「Mi Remote」には学習機能があるため、対象機種として表示されない家電にも使えます。

ただし、シャオミのスマートフォンに用意されている赤外線通信は、もっぱら家電の遠隔操作用で、アドレス帳の交換には使えません。ガラケー時代の赤外線通信とは似て非なるもの、スマートフォンを家庭の「ハブ」に見立てた機能と考えたほうがよさそうです。

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