被写体&シーンで選ぶ入門レンズ Vol.6

風景を切らずに広々と写す! おすすめ入門用「超広角レンズ」3選

デジカメCHANNEL編集部
2019年08月22日

■「超広角レンズ」を使えば、風景をダイナミックに写せる!

目の前に広がる壮大な景色や美しい街並み、キラキラと輝く夜景...。その全てを1枚の写真に収めたい。そのような時は、圧倒的な画角の広さを誇る「超広角レンズ」がおすすめです。人間の視野よりも広い範囲を写すことができ、特有の強いパースペクティブ(遠近感)により、風景をダイナミックに撮影できます。また、背の高い建物、横に長い建物をフレームからはみ出させずに撮影したい時や、後ろに引いての撮影が難しい狭いスペースでの撮影などにも活躍します。

ここでは、そんな「超広角レンズ」の中から、風景撮影入門に特におすすめのモデルを、デジタルカメラグランプリ審査委員長・山田久美夫さんのナビゲートでご紹介していきます。超広角域は、焦点距離が1mm変わるだけでも写真の雰囲気が大きく変わるので、ズームレンズを選べば表現の幅をさらに深めることができます。一方、前面レンズの形状により、ねじ込み式のフィルターが装着できないモデルも多いため、フィルターを使った撮影を行う方は、選ぶ時に注意しましょう。

<おすすめモデル1本目>
パース感のついた近接撮影も楽しめる、APS-C専用の超広角レンズ

FUJIFILM
フジノンレンズ XF14mmF2.8R
112,000円(税抜)


35mm判換算で約21mm相当の焦点距離となる、APS-C用の超広角レンズです。最短撮影距離が18cmと、被写体にグッと寄った近接撮影が可能なため、超広角レンズらしいパース感のついた作画ができるのが大きな魅力。また、フォーカスリングを前後にスライドさせるだけでAFとMFを素早く切り替えることができ、距離指標も装備。そのため、スナップ撮影などで目測で撮影したいベテランユーザーでも安心して使える点も隠れた魅力。描写も絞り開放から高画質です。(山田)


SPEC ●焦点距離:14mm ●絞り値:F/2.8-F/22 ●最短撮影距離:0.18m ●フィルター径:φ58mm ●外形寸法:約φ65mm×58.4mm ●質量:約235g ●対応センサーサイズ:APS-C ●対応マウント:フジフイルムX


<おすすめモデル2本目>
絞り開放から圧巻の描写力を誇る、フルサイズ対応大口径ズーム

SIGMA
14-24mm F2.8 DG HSM | Art
190,000円(税抜)


焦点距離14mmから24mmの超広角域をカバーしつつ、ズーム全域で開放F値2.8の明るさを実現した、フルサイズ対応の大口径超広角ズームレンズです。大きく重いのが難点ではありますが、それを補っても余りある圧巻の描写性能は、画質最優先で設計された「Artライン」のレンズならでは。絞り開放から目を見張る描写を堪能させてくれます。逆光撮影にも強く、点光源も乱れないので、夕景、夜景の撮影にもおすすめです。(山田)


SPEC ●焦点距離:14mm〜24mm ●ズーム倍率:約1.7倍 ●絞り値:F/2.8-F/22 ●最短撮影距離:0.26m(焦点距離24mm) ●フィルター径:装着非対応 ●外形寸法:φ96.4mm×135.1mm ●質量:1150g ●対応センサーサイズ:フルサイズ ●対応マウント:ニコンF、キヤノンEF、シグマSA(※仕様はシグマSAマウント用のもの)


<おすすめモデル3本目>
文句の付け所のない完成度を誇る、大口径超広角ズームの定番モデル

NIKON
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
280,000円(税抜)


07年の発売以来、多くのカメラファンから高い支持を受け続ける大口径超広角ズームレンズの定番モデルです。焦点距離14mmから24mmのズーム全域で開放F値2.8の明るさを誇り、描写力の高さは言わずもがな。しかもAFスピードも速く、逆光にも強く、点光源もしっかりと写してくれるなど、文句の付け所がないほどの完成度を誇ります。高額ではありますが、それを上回る写りを約束してくれる確かなモデルです。(山田)


SPEC ●焦点距離:14mm〜24mm ●ズーム倍率:約1.7倍 ●絞り値:F/2.8-F/22 ●最短撮影距離:0.28m(焦点距離18mm〜24)、0.3m(焦点距離18mm未満) ●フィルター径:装着非対応 ●外形寸法:φ98mm×131.5mm ●質量:約970g ●対応センサーサイズ:フルサイズ ●対応マウント:ニコンF

■被写体&シーンで選ぶ入門レンズ
Vol.1 「子ども&ペット」編
Vol.2 「乗り物&動物」編
Vol.3 「イベント&旅行」編
Vol.4 「花&料理」編
Vol.5 「お散歩」編

関連記事