【連載】ガジェットTIPS

我が家の「IPv6」対応、すぐしないとマズイ?

海上忍
2019年07月05日
インターネットやLANにおける通信は、機器ごとに割り当てられた「IPアドレス」を目印に行われます。IPアドレスは32ビットの数値で構成され、単純計算で最大約43億を機器に割り当てることができますが、インターネットの急速な普及に伴い将来の不足が確実視されるようになり、128ビットで構成される次世代のIPアドレスが規格化されました。それがIPv6(アイピー・ブイシックス)です。

IPv6は、約340澗(かん、10の36乗)という天文学的な数のIPアドレスが重複せずに存在できます。地球の全人口は70億人超といわれていますが、IPv6はその全員に1兆という膨大な数のIPアドレスを割り当てても余るほどですから、IPアドレスが不足するという問題はほぼ解決できることになります。

IPv6は128ビットで構成される次世代のIPアドレスです

消費者レベルでのIPv6対応は、直接インターネットに接続するスマートフォンなどの通信機器と、ブロードバンドルータに代表されるネットワーク機器、それらネットワーク機器経由でインターネットに接続するパソコンやテレビなどのデジタル機器に分けることができます。基本的にIPv6対応はソフトウェア(OS)で行われますが、家電製品にも採用されているLinuxなどのOSの開発状況からしても、ここ数年で発売された上述の機器は大半が(潜在能力的に)IPv6に対応していると推測されます。

もっとも、プロバイダや通信キャリアがIPv6の接続サービスに切り替えていない、従来規格(IPv4)向けのサービスしか提供していないWEBサイトが少なくないなどの事情により、世界的に見てもIPv6の普及率はそれほど高くありません。使えたほうがいいけれどそこまで世の中に切迫感がない、というのが2019年におけるIPv6の状況といえるでしょう。

とはいえ、IPv6でインターネットに接続することが当たり前の時代は目前です。ネットワーク機器はIPv6動作確認済と明示されたものを選ぶのが安心ですし、ストリーミングなどインターネット接続が欠かせないAV機器は言わずもがなです。いまのうちから意識するに越したことはありませんよ。

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