【連載】ガジェットTIPS

iPhoneに寿命はある? ない?

海上忍
2019年02月14日
iPhoneに限らず、電気を使う製品全般にはいつか寿命が到来します。しかし、いまをときめくiPhone、「期待に添う動作ができなくなること」が本当の意味の寿命ではないでしょうか。

購入から数年で確実にやってくるのが、バッテリーの寿命。iPhoneに採用されているリチウムイオン電池は充電回数に限度があるうえ、次第に最大容量が減ります。iPhoneの場合、フル充電を500回繰り返したときに当初容量の約80%にまで低下し、充電回数が増えるとさらに低下します。フル充電しても半日と経たないうちにバッテリー切れを起こすとしたら、スマートフォンとしては使いものになりません。

しかし、バッテリーは交換(有償)すれば元通りになるので、実質的な寿命は「システムソフトウェア(iOS)の陳腐化」による影響のほうが深刻です。iOSの新機能は最新のiPhoneでのみサポートされることが多いうえ、発売から約5年でサポート終了となり以降はアップデートが配布されなくなります。


バッテリーの寿命やディスプレイの破損は交換/修理すれば克服できますが、iPhoneらしさの重要な決め手といえるソフトウェアについては、いずれ最新のものに追いつけなくなる時期がやってきます。物理的に使えなくなるという意味では、10年でも20年でももちますが、最新の機能/ソフトウェアを快適に利用できるという意味では、iOSのサポートが打ち切られる「発売から約5年」が実質的な寿命といえるのではないでしょうか。

関連記事