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【特別企画】注目コンサート音源やジャズの注目新譜情報なども

小澤征爾の復帰舞台「サイトウ・キネン」スペシャル番組などが「Music Bird」で放送

2013/11/14 ファイル・ウェブ編集部
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小澤征爾が指揮台に復帰するということでも注目を集めた今年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本。音楽専門衛星ラジオ「MUSIC BIRD(ミュージックバード)」では、この公演の模様を伝えるスペシャル番組を放映する。また、このほかにもクラシックの注目コンサート音源や、ジャズの知られざる注目新譜情報など様々な番組を用意しているという。


<スタッフより>

■「サイトウ・キネン」スペシャルも! JAZZ・CLASSIC、注目の番組をご紹介!

今回ご紹介するのは、JAZZからは新譜紹介番組、CLASSICからは小澤征爾さんの復帰で話題となったサイトウ・キネン・フェスティバルを含むLIVE情報をお届けします。

■小澤征爾総監督が2年ぶりに松本の指揮台に帰ってきた!

今年で22年目を迎えたサイトウ・キネン・フェスティバル松本。指揮活動を休止していた小澤征爾さんが指揮台に復帰するということで、大いに注目を集めました。ミュージックバードではこの公演の模様を全部で7本ご紹介します。

小澤征爾

小澤さんが松本の指揮台で振るのは2年ぶり。音楽家として初めてオペラにかかわった思い出深い作品、ラヴェルの「こどもと魔法」で元気な姿を見せました。8月23日は天皇皇后両陛下を迎えての初日、聴衆が固唾を呑んで見守る中、小澤さんは約45分の作品を色彩豊かに振り終え、会場は万雷の拍手に。それはまさに小澤復帰の感動的な瞬間でした。

また、一度は引退を宣言したジャズ・ピアニスト大西順子さんとの共演で話題となった「ラプソディー・イン・ブルー」公演の模様もお送りします。作家の村上春樹さんの取り持つ縁で実現したといわれる共演。番組では、スタジオに大西さんをお招きし当時の心持を伺います。

●サイトウ・キネン・フェスティバル松本2013スペシャル (土)(日)22:00〜

音源提供:サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会
(1) 11月30日(土)大野和士はかく語りき〜大野和士指揮 オーケストラ コンサート「ツァラトゥストラはかく語りき」
(2) 12月1日(日)10年の節目 ミケランジェロ弦楽四重奏団+原田禎夫(Vc) 〜ふれあいコンサート�
(3) 12月7日(土)円熟の極み 松本に響くドヴォルジャーク 〜ふれあいコンサート II
ドヴォルジャーク/ピアノ五重奏曲イ長調 ほか
(4) 12月8日(日)バラエティ豊かな楽器の響演! 〜ふれあいコンサート III
(5) 12月14日(土)串田和美が送る新演出 〜ストラヴィンスキー「兵士の物語」
語り手:石丸幹二 白井 圭(Vn)ほか
(6) 12月15日(日)小澤征爾が2年ぶりに松本の指揮台に復活!〜ラヴェル「こどもと魔法」ほか
(7) 12月21日(土)村上春樹と小澤征爾が生んだ、大西順子との奇跡の一夜 〜サイトウ・キネン・フェスティバル松本Gig
ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルーほか
大西順子トリオ サイトウ・キネン・オーケストラ 小澤征爾(指揮)

■「ザルツブルグ音楽祭」の幕開け!

『WORLD LIVE SELECTION』(土)(日)22:00〜24:00

毎年夏、モーツァルトの故郷ザルツブルクで開催される、クラシック界最大の祭典、ザルツブルク音楽祭。アレクサンダー・ペレイラ総監督就任2年目の2013年も、多岐にわたる豪華なプログラムで評判となりました。

ワーグナーとヴェルディの生誕200年を記念したオペラ上演、世界的に注目を集めるベネズエラの青少年教育「エル・システマ」の特集などミュージックバードでは「ザルツブルク音楽祭2013」の選りすぐりのライヴ音源を2013年12月末から2014年2月まで計16回連続でお送りします。

<年内の放送予定>
12月22日(日)22:00〜25:00(1時間延長)
12月28日(土)21:40〜24:00(20分前倒し)
生誕200年記念 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
出演:舩木篤也  音源提供:オーストリア放送協会

【担当ディレクターより】

12月は時間を拡張して生誕200年のワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」全3幕(22日第1、2幕、28日第3幕)をお届けします。ダニエレ・ガッティ指揮ウィーン・フィル、鬼才ステファン・ヘアハイムによるスリリングな演出は、ミヒャエル・フォレ演じるハンス・ザックスを主人公に設定した趣向を凝らした舞台となっています。ワーグナーを取り上げることのめったにないザルツブルク音楽祭で、この大作が上演されるのは1936-7年のトスカニーニと1938年のフルトヴェングラー以来、じつに75年ぶりのことだそう。どうぞお聴き逃しなく!

■ジャズマニア必聴の新譜紹介番組「Brand-new CD!」

これを聴けば日本で、世界で、聴くべき新譜を網羅できるというプレミアムな番組。

今回はディスクユニオン山本隆氏が担当する、毎週木曜日21時からの1時間「Jazz In The World Again」の世界をご本人に語っていただきました。

山本隆氏

『ディスクユニオンの山本隆がお送りしておりますJazz In The World Again。アゲインというのは、随分前にもJazz In The Worldという番組をやっていてそれを再開する際に、安易につけただけの番組タイトルです。

この番組では、ヨーロッパの音源とかがよくかかります。スウェーデン、デンマーク、ドイツ、イタリア、フィンランドなどなど。まだまだ日本のレコード会社とは提携していないようなレーベルとか、アーティストの作品。それはボク自身がヨーロッパの出張で仕入れてくるものだったり、アーティストと直接会って買ってきたりするものも多いです。


今年ですとドイツのブレーメンで開催されたJazzAheadというジャズの音楽展示会で仕入れたCDも沢山紹介しました。イタリアのピアノトリオ、ルカ・デランナ、寺島靖国氏のコンピレーションにも採用された、スサーナ・サヴォフ、アゼルバイジャンのジャズなどなどです。


しかしながらオーストラリア、アルゼンチン、アメリカ、日本のジャズだってなんでもかけます。50年代のブルーノート、プレスティッジなどは日常的にかかります。


選曲の要点は、「いい曲だなぁ」とボクが思えるものが中心ですので、次世代を担う大型新人登場か!みたいなことは言いません。「いい曲、いいジャズ」を楽しんでもらえたらいいなと思っております。

最近紹介した(あるいはこれからする)作品の一例

・EMIL BRANDQVIST TRIO / Breathe Out (Skip /German)
・ドイツの耽美的ピアノトリオ+ストリングス=美しい
・BRIANA COWLISHAW / When Fiction Comes To Life (Briana Cowlishaw / Australia)
・オーストラリアの歌姫「ブリアナちゃん」いいです。
・GILBERT HOLMSTROM NEW QUINTET / Tiden Ar Kort! (Moserobie / Sweden)
・伝説のテナーマン、ギルバート・ホルムストロームの新録音。
・BEN PATERSON TRIO / Essential Elements(MaxJazz / USA)
・ヴァーサタイルなアメリカのピアニスト。1曲目の「Golden Lady」から魅力的です。



※来年からタイトルは「JazzPerspective Presents Jazz In The World Again」に変更となります。雑誌JazzPerspective誌に密着した放送内容にしたいと考えます。』
(山本隆)

◇ ◇ ◇


MUSIC BIRDでは、加入すると月額聴取料金が最大2ヶ月分無料になるほか、アンケート回答でもれなくQUOカード2,000円分をプレゼントするなどのキャンペーンも現在実施中。メールで資料請求を受け付けている。

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