【特別企画】“伝統”と“革新” 2つのウッド

オーディオテクニカ開発者に聞く「ATH-AWKT」「ATH-AWAS」秘話。歴史ある“木のヘッドホン”の背景に迫る

岩井 喬2019年12月12日
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右の精悍な印象のヘッドホンが、ハウジングに縞黒檀を採用した「AWKT」。左の上品な赤い色のヘッドホンが、アサダ桜を採用した「AWAS」。いずれも世界にひとつしかない杢目(もくめ)を持ち、天然木材ならではの質感を生かすための半光沢仕上げが施されている。日本の職人が幾度も塗装と乾燥を繰り返して、ひとつひとつ丁寧に仕上げている。温度や湿度などの気候条件によって、塗装をおこなえる日が限られているというほど、熟練が必要な加工技術だという。

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