ソニー新ウォークマン「NW-WM1ZM3 / WM1AM3 / ZX900」速攻レビュー!評論家も納得の「驚くべき仕上がり」
ウォークマンは一般的な形式のDACではなく、デジタル信号を1bit方式で直接オーディオパルスへと変換する(広義ではDACといえる)S-Masterシステムが採用されているため、こちらの精度や音質が全体に多大な影響を与える傾向がある。そんな部分に新たな技術を投入した結果、サウンドがどう変わってくれたのか大いに気になる。
機能面や操作性に関しても、魅力的なアップデートが幾つも行われている。
OSにはAndroid 16を採用し、Wi-Fi(6E)やBluetoothなどのワイヤレス機能を搭載することで幅広い活用を実現。「NW-WM1ZM3」と「NW-WM1AM3」はディスプレイサイズも5.5型、フルHDに拡大され、見やすさ、操作性の両面で向上している。
加えて、楽曲データをDSDに変換して再生できる「DSDリマスタリングエンジン」をストリーミング配信音源に対しても適用できるようにも進化。また、360RA/360Liveの立体音響に対応しているのも注目トピックのひとつといえるだろう。
なお、(Android OSの)オーディオパスをカスタマイズし、アプリによる各社ストリーミング配信/ダウンロードしたハイレゾ音源を高品位に再生できるようにもなった。
フラグシップ「NW-WM1ZM3」の特徴は?
ということで、ここからは各製品それぞれの特徴を見ていこう。
「NW-WM1ZM3」は、フラグシップを意味する「Signature Series」を冠しており、OFC+金メッキボディを採用する製品。今回、OFCボディは押し出し材から鍛造材に変更され、OFCリアシャーシや金メッキビスによるダイレクト締結と併せて抵抗値の低減と高剛性化を実現し、大幅な音質向上を果たしたという。

また、大容量の固体高分子コンデンサーをデジタル/アナログパートに分けて2つを搭載、S-Masterの電源部に超低ノイズLDOレギュレータを採用するなど、細部にわたって徹底した高音質化が推し進められている。

もうひとつ、大きなトピックといえるのが、先読み型ノイズシェーパーの採用だ。こちらによってノイズが大幅に低減され、音の立ち上がり応答性が向上し、迫力ある低音やクリアなサウンドを実現しているという。
なお、「NW-WM1ZM3」に採用されている先読み型ノイズシェーパーは、ライト/バランス/ディープの3モードが用意されている。加えて、これまでと同じ(先読みでない)ノイズシェーパー(名称はノーマル)も残っていて、全4タイプから選べるようになっている。
ボディサイズは高さ157.6mm、幅86mmと先代に比べて10パーセント前後大きくなった。奥行きも23.2mmとなったが、実際には上部の厚みが増しているだけなので、(厚みに関しては)あまり変化は感じない。いっぽう、重さは670gへと180g増したため、かなりずっしりした印象となった。

「NW-WM1AM3」「NW-ZX900」も音質的こだわり多数投入
続く「NW-WM1AM3」は、「NW-WM1ZM3」に対して半額程度の価格ながらも、OFCメインボディや金メッキビスなどを除いて、最新仕様が惜しげもなく投入されている。

