HOME > レビュー > デノンAVアンプの次世代サウンドを牽引するミドルクラス『AVR-X3900H』堂々登場!その真価を徹底レビュー

PR新機能「チャンネルエキスパンダー」のクオリティもチェック

デノンAVアンプの次世代サウンドを牽引するミドルクラス『AVR-X3900H』堂々登場!その真価を徹底レビュー

公開日 2026/07/03 06:30 大橋伸太郎
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

音場空間の再現はクラスを超えた実力

最重要ミッションである、イマーシブサウンドのクオリティをチェックしていこう。

『ワン・バトル・アフター・アナザー』(UHD BD)は、ジョニー・グリーンウッドの劇伴による音楽の脈動感が、ドラマの進展のテンポと噛み合い緊迫感を生み、観客を劇空間に引きずり込むが、それには音場空間が萎縮せず広大なことが必須だ。

Dolby Atmosの映像作品を中心にマルチチャンネル再生のクオリティをチェック

クライマックス、荒野のカーチェイスは広々とした音場空間に3台の車の走行音が荒々しく交錯し、音楽が高鳴り熱量が凄い。クラッシュのごつい衝撃音のキレ味とエネルギーの瞬発力、試聴室にびゅうびゅうと遠巻きに高く吹きわたる乾いた風音も衝撃的だ。

若き日のボブ・ディランを描いた音楽映画『名もなき者』(UHD BD)は、演奏会場のサイズが小から大への変遷で、スターダムにのし上がるディランの足跡を表現するが、デビュー前のフォークシティのシーンで穴蔵のようなライブハウスの空間規模、奥行きがしっかり伝わってくる。また、オーディエンスの拍手、歓声の温度感と厚みにクラスを超えた表現力が感じられる。

スピーカーアサインは、最大で11.4chプロセッシングに対応する
Placeholder Image
Placeholder Image
高さ方向のスピーカーは、トップ/ハイト/イネーブルドスピーカーからアサインが可能

作品のリアリティが高まる「チャンネルエキスパンダー」

本機の目玉機能、「チャンネルエキスパンダー」の効果を『F1/エフワン』(UHD BD)で試してみよう。

5.1chサラウンドシステムにトップミドルとフロントハイトを組み合わせたシステムで再生してみると、CH4のイギリスGP開幕のジェット機編隊のアトラクション飛行シーンは、本機能がオフだと、やはりトップミドルだけが鳴った。

そこから、「チャンネルエキスパンダー」をオンにすると、フロントハイトスピーカーからも出音され、頭上をジェット機編隊が音圧豊かに飛び去っていく。

トップミドルスピーカーだけでも高さ方向の音は感じられていたが、そこにフロントハイトが加わることで、やはりフロントからトップまでの繋がりがスムーズになり、包囲感がいっそう増す。作品のリアリティが一気に高まるのだ。

新機能の「チャンネルエキスパンダー」の効果も検証した

「チャンネルレベル表示」機能で出力状況を視認しながら聴くと、全体の音のバランスがどのようになっているか理解しやすい。「チャンネルエキスパンダー」は、トップミドルとフロントハイトの両方のスピーカーを設置しているユーザーは、常時オンしておくといい。極めて価値の高い機能と言えよう。

Placeholder Image
Placeholder Image
「チャンネルエキスパンダー」がオフの場合はトップミドルからしか音が出なかったが、オンにすることでトップミドルとフロントハイトから音が出力されるようになった

 デノンでなければ実現できないクオリティ。「本機を選べば間違いない」

AVR-X3900Hは、同社のエントリークラスと上級グレードを繋ぐ境目に位置する存在だが、ほぼ上級グレードに迫っているモデルとして考えていい。

もちろん上位機種は、パワーアンプ部の構造からクオリティまで上だが、ハイミドルクラスとしての圧倒的な完成度を誇っており、デノンでなければ実現できないクオリティを成し得ている。

そして、完成度の高い音質もさることながら、これから次々に上位機種にも搭載されるであろう「チャンネルエキスパンダー」や、エントリークラスにも入ってくれると嬉しい機能の「ワイヤレスサラウンド」、そしてセンターチャンネルバイアンプモードなど、価値ある機能がフル装備されており、AVR-X3900Hは、次世代デノンAVアンプのまさに中核機なのだ。

いち早く最新世代のAVアンプを手に入れたいオーディオビジュアルファンは、本機を選べば間違いない。

[SPEC]
●アンプch数:9ch ●定格出力:105W(8Ω、20Hz〜20kHz) ●実用最大出力:215W(6Ω) ●周波数特性:10Hz - 100kHz ●自動音場補正:Audyssey MultEQ XT32 ●対応3Dオーディオフォーマット:Dolby Atmos、DTS:X、Auro-3D、IMAX Enhanced、MPEG-H 3D Audio(360 Reality Audio) ●対応サンプリング周波数/量子化bit数:PCM→最大192kHz/24bit、DSD→最大5.6MHz/1bit ●対応HDRフォーマット:HDR10、HDR10+、Dolby Vision、HLG ●対応音楽ストリーミングサービス:HEOS App→Amazon Music、AWA、Deezer HiFi、Qobuz、Spotify、SoundCloud、tunein 他 ●対応ワイヤレス:Wi-Fi(5GHz/2.4GHz)、Bluetooth Ver 5.4 ●コントロールアプリ:Denon AVR Remote ●主な入力端子:HDMI×6、光デジタル音声×2、同軸デジタル音声×2、アナログ音声(RCA)×5、PHONO(MM)×1、USB Type-A×2、LAN×1 他 ●主な出力端子:HDMI×2(eARC対応)、11.4chプリアウト×1、ヘッドホン×1 他 ●消費電力(待機時):660W(0.1W) ●外形寸法:434W×167H×389Dmm ●質量:12.5kg

AVR-X3900Hの背面端子部

 

 

(提供:株式会社ディーアンドエムホールディングス)

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: