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PR2名の評論家が高く評価

【プロレビュー有】音質/ノイキャン/デザイン/装着感…すべてに満足できる逸品。Bowers & Wilkins「Pi8」の魅力!

公開日 2025/07/11 17:00 山本 敦/野村ケンジ(構成:ファイルウェブ編集部)
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ハイファイ・オーディオで長年培った知見を活かしたハイクオリティな音質のみならず、高級感あふれるデザインも特徴的なBowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンス。以下、B&W)の完全ワイヤレスイヤホン「Pi8」。発売からまもなく1年を迎えるが、他社の最新モデルにもまったく引けを取らない魅力を放ち続けている。その実力を、あらためて紹介しよう。

評論家2名が高く評価する完全ワイヤレスイヤホン「Pi8」

同機については、山本 敦氏、野村ケンジ氏という2名の評論家が当ファイルウェブに記事を寄稿しており、両名ともに高く評価。音質、ノイズキャンセリング性能、装着感、デザインなど、あらゆる面から多角的に検証している。

その具体的な評価内容を紹介する前に、まずは製品の概要と特長をあらためて振り返っておこう。「Pi8」は前モデルよりも進化させたDACやDSP、アンプなどを搭載し、aptX Losslessにも対応するフラグシップ完全ワイヤレスイヤホン。「アンスラサイト・ブラック」「ダブ・ホワイト」「ミッドナイト・ブルー」「ジェイド・グリーン」という4色のカラーバリエーションと、名門F1チームMcLaren Formula 1とコラボした特別モデル「Pi8 McLaren Edition」をラインナップしている。

通常モデルのカラーバリエーション4色

ドライバーには、同ブランドワイヤレスヘッドホンのフラグシップモデル「Px8」に採用されている独自のカーボンコーン技術を投入した12mmドライバーを搭載。なお、前モデルにあたる「Pi7 S2」では9.2mm口径のダイナミック型とBA型によるハイブリッド構成のドライバーを採用していたが、本機Pi8ではダイナミック型の12mmドライバー1基の構成になった。

この点について山本氏はB&W本国の開発陣にメールインタビューを敢行しており、担当者から「より高性能なカーボンコーン振動板が入手できたこと」が大きな決め手になったとの回答を得ている。「Px8のものと同素材の振動板をイヤホンに採用しました。とても軽く、入力された信号に対するピストンモーションの再現性能も上々です。結果として一段とダイナミックで、高音域のリアリティにも富んだ音が鳴らせます」(担当者)とことだ。

スペック面ではそのほか、Bluetoothチップセットから独立したDSP、アンプ、DACをディスクリート構成で搭載し、BluetoothコーデックはaptX AdaptiveとaptX Losslessの両方に対応。これらによって「あらゆる音楽を可能な限りの解像度と精度でお届けする」とアピールしている。

独自開発したアルゴリズムなどによって、ノイズキャンセリング性能も前モデルから大幅に向上。同時にバッテリー性能も向上しており、イヤホン単独の音楽再生時間は前モデルがノイキャンオフ時に最大5時間だったところ、本機ではノイキャンオンでも最大6.5時間駆動が可能になった。充電ケースと併用することで最大20時間利用可能だ。

なお、ケースはBluetoothトランスミッター機能も搭載。例えばiPhoneに本機のケースをUSBケーブルで接続することで、本来はAAC/SBCコーデックしか利用できないiPhoneでも、aptX Adaptiveなどの高音質コーデックで音楽を楽しめるようになる。

Pi8 音質レビュー:「上質かつバランスに秀でた音」

Pi8の音質について、山本氏は上述の記事にて「滑らかな中高音域と、深く根を張ったような低音のインパクトが大きかった」とコメント。「描かれる音場もスケールが大きく、奥行き方向への見晴らしもクリア。クラシックピアノのオーケストラはメロディが立体的に浮かび上がる。すべての楽器が演奏する音色は色が濃い。そして陰影のアクセントも鮮烈だ」と高く評価している。

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