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<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】電源クオリティに妥協なし。ラックスマンのフラグシップ電源ケーブル「JPA-17000」

公開日 2025/04/07 06:30 園田洋世
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今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、ラックスマンのフラグシップ製品に合わせて開発された電源ケーブル「JPA-17000」をピックアップ。電源ケーブル単体でも購入可能!

LUXMAN 電源ケーブル「JPA-17000」(52,800円/1.8m/税込)

解像度が高まり積極的な表現に化ける

ラックスマンのリファレンス電源ケーブル「JPA-17000」は、芯線の30%に導線の低インピーダンス化を実現する⼤⼝径の⾼純度7N-Class D.U.C.C.(99.99998%以上Cu)材を採⽤している。AUDIAのプリメインアンプ「FLS 9」に繋いで試聴してみた。

イタリアのアンプブランド、AUDIAのプリメインアンプ「FLS 9」の電源ケーブルとして使用

シヴァート・ハイヤム「Blown Away」は音場中央に浮かぶヴォーカルの立体感が桁違い。解像度も激増している。一般的な付属品グレードの電源ケーブルを繋いだときの消極的な表現から、何というか、詰まっていたモノが取れたかのような積極的な表現に化けた。エネルギー感もまるで違う。

ロバータ・フラック「Killing Me Softly」はヴォーカルがグイッと手前に迫る。シンバルの金属感とドラムの重量感がともにアップしつつも、バックコーラスの質感はなんとも柔らか。しかもどの楽音も解像度は高まっているのだ。

ラックスマンの電源ケーブルには、極性を示す突起が設けられており、突起がある方がコールド(アース)

この価格帯でピカイチの音を聴かせる電源ケーブルと言っていい。

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