PRホームシアター級の映像再現能力
超大画面×ゲームの感動は別格!ゲーミングプロジェクターBenQ「X500i」レビュー
BenQのゲーミングプロジェクターシリーズ “Gaming Projector X” の新モデルが、東京ゲームショウ2023で発表された。新たに登場するのはすべて4K対応の「X3100i」「X500i」「X300G」の3機種だ。
振り返ってみれば、BenQが “ゲーミングプロジェクター” というジャンルを2020年に国内展開し始めた際、高輝度と低遅延を打ち出したプロジェクターは、AVファンからはユニークなコンセプトとして捉えられていた。
しかし、そんな雰囲気は昨年BenQが投入したGaming Projector X Series第1弾「X3000i」で一変する。BenQはX3000iを “高輝度&低遅延” というゲーミング向けの性能のみならず、CinematicColorの色再現、そして4Kプロジェクターに相応しい描写力を備えた機種として送り出す。ゲーミングプロジェクターのX3000iが、同社のホームプロジェクターとしても上位モデルとなっていた。
そして今回、新たにシリーズに加わったX3100i、X500i、X300Gは、それぞれ利用シーン別に輝度スペックや設置に関わる焦点距離やズーム、台形補正の機能などで差別化されている。
本記事レビューするX500iは、そのなかでも「スペースの限られた空間でも4Kの大画面を映し出せる短焦点の設置性と高輝度をカバーしたモデル」で、ミドルクラスのバランス型のはずなのだが……今回、音元出版の視聴室で実機をテストしてみると、「ゲーミングだけではなく、ホームシアターに導入してもいいのでは!?」と思える画質性能を備えていることが分かった。
「X500i」公式サイト/Amazon/楽天
X500iは4K LED光源採用の短焦点ゲーミングプロジェクターだ。本体は366×118×244mmという一般的なプロジェクターらしい横長スタイル。外周部はホワイトで前面のみブラック、そしてレンズ周りにオレンジの縁取りをプラスしたデザインは、ややゲーミング感が加えられていて格好良い。
早速セットアップを済ませたX500iの電源を入れると、ひと目見て分かるほど明るくクッキリとした映像でAndroid TVのホーム画面が映し出される。本機は型番の “i” が意味するネット接続スティック一体型モデルなので、Netflixを含むサブスク動画配信もワンボディでアクセス可能だ。
プロジェクターとしての性能面を紹介しておくと、4K(3840×2160)表示対応の0.65インチ単板式DLPデバイスに、4LED方式による2,200ANSIルーメン。高輝度はゲーミングのみならずホームシアターにも通底するテーマであり、映像を投写するプロジェクターにとっては “部屋の照明を付けたまま” の利用シーンにも直結するスペックだ。
そして、100インチを最短1.5メートルで投写可能という短焦点とともに、1.2倍光学ズームを搭載しているところも珍しい。
さらに細かく見ると、X500iが “リビングやプライベートルームで多方面の大画面エンタメを楽しむ” ために、節々にゲーミングとホームシアターのガチスペックを備えていることが垣間見える。
ゲーミング向けには応答速度4.16msの低遅延で、RPGモード、SPG(スポーツゲーム)モード、FPSモードも搭載。独自の「SettingXchange」によって、画質設定はゲームタイトルごとに記憶、さらに仲間と共有、インポートする機能まで用意している。
そしてホームシアター向けには鮮やかな色再現を目指す「CinematicColor技術」により、高輝度とあわせてRec.709カバー率95%という色域再現も備える。
本体に5W×2のスピーカーを搭載するとともに、2系統あるHDMI端子のうち1系統はARC接続対応、S/PDIFおよびアナログ音声出力、USB-C DP接続対応と接続性も網羅する。
振り返ってみれば、BenQが “ゲーミングプロジェクター” というジャンルを2020年に国内展開し始めた際、高輝度と低遅延を打ち出したプロジェクターは、AVファンからはユニークなコンセプトとして捉えられていた。
しかし、そんな雰囲気は昨年BenQが投入したGaming Projector X Series第1弾「X3000i」で一変する。BenQはX3000iを “高輝度&低遅延” というゲーミング向けの性能のみならず、CinematicColorの色再現、そして4Kプロジェクターに相応しい描写力を備えた機種として送り出す。ゲーミングプロジェクターのX3000iが、同社のホームプロジェクターとしても上位モデルとなっていた。
そして今回、新たにシリーズに加わったX3100i、X500i、X300Gは、それぞれ利用シーン別に輝度スペックや設置に関わる焦点距離やズーム、台形補正の機能などで差別化されている。
本記事レビューするX500iは、そのなかでも「スペースの限られた空間でも4Kの大画面を映し出せる短焦点の設置性と高輝度をカバーしたモデル」で、ミドルクラスのバランス型のはずなのだが……今回、音元出版の視聴室で実機をテストしてみると、「ゲーミングだけではなく、ホームシアターに導入してもいいのでは!?」と思える画質性能を備えていることが分かった。
X500iの機能性:今どきの高画質の必須条件、4K/高輝度を満たす強力スペック。設置性も優秀
X500iは4K LED光源採用の短焦点ゲーミングプロジェクターだ。本体は366×118×244mmという一般的なプロジェクターらしい横長スタイル。外周部はホワイトで前面のみブラック、そしてレンズ周りにオレンジの縁取りをプラスしたデザインは、ややゲーミング感が加えられていて格好良い。
早速セットアップを済ませたX500iの電源を入れると、ひと目見て分かるほど明るくクッキリとした映像でAndroid TVのホーム画面が映し出される。本機は型番の “i” が意味するネット接続スティック一体型モデルなので、Netflixを含むサブスク動画配信もワンボディでアクセス可能だ。
プロジェクターとしての性能面を紹介しておくと、4K(3840×2160)表示対応の0.65インチ単板式DLPデバイスに、4LED方式による2,200ANSIルーメン。高輝度はゲーミングのみならずホームシアターにも通底するテーマであり、映像を投写するプロジェクターにとっては “部屋の照明を付けたまま” の利用シーンにも直結するスペックだ。
そして、100インチを最短1.5メートルで投写可能という短焦点とともに、1.2倍光学ズームを搭載しているところも珍しい。
さらに細かく見ると、X500iが “リビングやプライベートルームで多方面の大画面エンタメを楽しむ” ために、節々にゲーミングとホームシアターのガチスペックを備えていることが垣間見える。
ゲーミング向けには応答速度4.16msの低遅延で、RPGモード、SPG(スポーツゲーム)モード、FPSモードも搭載。独自の「SettingXchange」によって、画質設定はゲームタイトルごとに記憶、さらに仲間と共有、インポートする機能まで用意している。
そしてホームシアター向けには鮮やかな色再現を目指す「CinematicColor技術」により、高輝度とあわせてRec.709カバー率95%という色域再現も備える。
本体に5W×2のスピーカーを搭載するとともに、2系統あるHDMI端子のうち1系統はARC接続対応、S/PDIFおよびアナログ音声出力、USB-C DP接続対応と接続性も網羅する。
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