PR激戦カテゴリーで光る高コスパ
VGP連続金賞! Polk Audioスピーカー「R700」の“魅力と強さ”を評論家がチェック
現在日本で買うことができるPolk Audioは、素直でけれん味のないベーシックなMonitor XT、低音再生効果に注力し活力に溢れた音楽が楽しめるSignature Elite、最初に日本市場に導入された上級ラインReserveの3ライン。
ここでは、「フロア型(ペア20万円以上30万円未満)」のカテゴリーで2連続金賞を受賞中のReserve R700を紹介しましょう。タービンコーン、リングラジエーター等、北米で展開される最上位「Legendシリーズ」の構成要素を移入し、デザインに新機軸を取り入れた中核ラインがReserve。
R700は空気を整流しクローズドパイプ・アブソーバーが共振を排除する「Power Port 2.0」を搭載。エンクロージャー底部にバスレフポートが開口するダウンファイアリング方式のフロア型システムです。
Polk Audioはシリーズを問わず低音の再現を重視しますが、R700はダブルウーファー(パラレル駆動)の威力が際立ちます。ジャズボーカルは、ピアノ和音のずっしり沈む厚みに驚かされます。一方、歌声の浸透力が豊かで視聴室の空気を華やかに染め上げます。
リングトゥイーターの広帯域と広指向性、レスポンスに優れることの証左。ビッグバンドジャズは、楽器群がバランスよく前に出揃い、引っ込んでしまう音がありません。キャビネットの確かな設計と余裕が窺えます。
ザ・ローリング・ストーンズの新作をR700で聴きました。一曲目からキレのいいタイトなドラムスに心奪われます。楽器数が少なくともLR間の密度が高く、ギターはエネルギーと熱量豊か。音が籠らず広がりがあり、電気楽器のディストーションに汚れがありません。
Power Port 2.0の効果は圧巻で地響きのような低音が襲いかかり視聴室をとよもします。ピアノコンチェルトは弱音の粒立ちが美しく、クラシックとの好相性とジャンル、国境を問わないオールラウンダーぶりを証明しました。
ミドルクラスのシリーズも連続金賞に輝く! シリーズに最適化したドライバーを採用
トップエンドのReserveシリーズに加えて、ミドルクラスのSignature Eliteシリーズ「ES60」「ES50」も連続で金賞を受賞。いずれもフロア型で「R700」と同様、高いコストパフォーマンスが評価されました。特徴は「学生でも買える」を徹底して守った設計にあります。
Polk Audioはそもそも、ベストインクラスのサウンドを低コストで実現するために研究・開発を日夜行っています。そのためブランドで共通するのはポート技術など、キャビネットの設計部分には多いのですが、コストに大きく影響するドライバーなどは価格帯に合わせたものを独自開発しています。
こうしたコストへの飽くなき探究心こそがPolk Audioの魅力であり、どのシリーズも高い評価を得るのです。
(提供:ディーアンドエムホールディングス)
本記事は『VGP受賞製品お買い物ガイド』からの転載です。掲載にあたり加筆・修正を行っております。