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PRフラグシップMOMENTUMを受け継ぐ新シリーズ

ACCENTUM Wirelessレビュー。“高品質を身近にする”期待に応えた「みんなのゼンハイザーのヘッドホン」

2023/11/29 山本 敦
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ゼンハイザーのアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホンに、新シリーズ「ACCENTUM Wireless」が加わった。フラグシップの「MOMENTUM」シリーズからDNAを受け継ぐ弟分の実力を早速体験。この冬にヒットを飛ばしそうなゼンハイザーのミドル級ヘッドホンをレポートする。


■優れたノイズキャンセリング性能を実現するミドル級モデル



ゼンハイザーのMOMENTUMシリーズは、強力なノイズキャンセリング機能と上質なサウンドを高いレベルで併せ持つワイヤレスヘッドホンとして注目されてきた。

2022年の秋に発売された「MOMENTUM 4 Wireless」もまた、良質なワイヤレスヘッドホンを求めるオーディオファンにとって垂涎の的になっている。本機はライバルのブランドが発売するワイヤレスヘッドホンの中でも人気の高いモデルだが、価格が5万円を超える高級機でもある。若い音楽ファンを中心に「MOMENTUMの高いクオリティを身近に感じられるヘッドホンも欲しい」という声が絶えずゼンハイザーに寄せられていた。

こうしたファンの声に応える形で、高品位なサウンドとノイズキャンセリング効果、モバイルアプリによるパーソナライゼーション機能などMOMENTUMのエッセンスを注入した約3万円のACCENTUM Wirelessが誕生した。筆者はゼンハイザー本社の開発者にシリーズのコンセプトを詳しく聞いている。インタビュー記事も合わせて参照してほしい。

「ACCENTUM Wireless」(予想実売税込価格:29,920円前後)*ホワイトモデルは今冬発売予定

今回、筆者はACCENTUM Wirelessの発売前後の約2週間に渡って本機を集中的に試す機会を得た。

まずはアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能の効果から報告しよう。本機もMOMENTUMシリーズと同じハイブリッド方式のマイクレイアウトとしている。マイクユニットの数や機能の割り当ては両シリーズで少し異なっている。8基のマイクをANC用と通話用、半々に分けて搭載するMOMENTUMに対して、ACCENTUM Wirelessはイヤーカップの外側と内側に2基ずつ、計4基のMEMSマイクを内蔵した。うち外側の1基は通話マイク兼用になる。

操作ボタンは右ハウジングに集中しており迷わず操作できる

ACCENTUM Wirelessもトランスペアレント(外音取り込み)モードやウィンドノイズリダクション(風切り音防止)を備えるが、周囲のノイズ量に合わせてANC効果を自動制御するアダプティブノイズキャンセリングは省略されている。消音効果の強弱をマニュアルで変更する機能も備えていない。

ANC機能を様々な場所で試した。カフェのように賑やかな場所では人の声から、コーヒー豆をひくグラインダーのモーター音までまんべんなく抑え込んでくれる。飛行機に乗りながら試してみたが、持続的に響く低いエンジン音もよく消し込む。MOMENTUM 4 Wirelessの圧倒的な消音効果を少しライトにしたような感覚だが、環境ノイズが気になりがちな要所をしっかりとつぶしてくるACCENTUM WirelessのANCに過不足を感じる場面はなかった。

アクティブノイズキャンセリング機能により様々なノイズをまんべんなく抑えてくれる

MOMENTUMやHDシリーズのノイズキャンセリングヘッドホンの開発によって培ってきた、最先端の経験値が本機に活きている。イヤーカップのサイズがゆったりとしていて、ソフトなクッションが耳を柔らかく包み込む。パッシブな遮音性能も高いヘッドホンだ。

ゆったりしたサイズ/ソフトクッションのイヤーカップが耳を優しく包んでくれる

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