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PRビクターの新「耳をふさがないイヤホン」を試す

仕事にも家事にも運動にもバッチリ! ビクター“ながら聴き”イヤホン、nearphones「HA-NP50T」レビュー

公開日 2023/11/01 12:00 工藤寛顕(だいせんせい)
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後述する小型軽量化の恩恵もあってか、耳に当たる面積も前モデルより少なくなっている。本体素材は少し硬めだが、これも「タッチ操作がしやすい」というポジティブな印象に感じたほどだ。販売店店頭の試聴機などでこの装着感をぜひ試してみてほしい。

デザインのアクセントにもなっているメタリックパーツ部分に触ることで各種タッチ操作が可能

装着は至って簡単で、フックをひねるように耳に引っ掛けるとすぐに固定され、ズレることなくピタリと定まる。イヤホン本体は片側約8gと、約12gの前モデルより大幅に軽量化されている。耳にかけるという装着方法のおかげもあってか軽量に感じられた。

前モデルより大幅に小型化しつつもバッテリー性能が向上



イヤホンそのものの形状もかなり小型化されていて、全体的に丸みを帯びたコンパクトなデザインになっている。小型化したことに加え、新発想のショートフックによって耳の裏に当たる面積が減ったことで「着けてる感」がグッと薄まり、前モデルと比べても自然な感触となった。

また、眼鏡やマスクと同時に着けてもそれほど干渉せず、気にならずに使用できるのも嬉しいポイントだ。

イヤホン本体だけでなく充電ケースもかなり小さくなっており、手に取った瞬間「薄い!」と感じられる。デスク上に置いておいたり、小さなカバンに入れて出かけたりしても邪魔にならないサイズ感だ。イヤホンの収納部分にはマグネットが内蔵され、イヤホンを所定の位置に近づけるとスッと自然に収まるのも好印象だ。

ちなみに電池持続時間も前モデルより長くなっており、イヤホン本体が7時間→9.5時間、充電ケースが10時間→28.5時間と大幅に向上。本体とケースを併用することで、最大38時間使用可能というロングバッテリーライフを実現した。

また、新たにマルチポイント接続にも対応。スマートフォンやPCと2台同時接続できるので、たとえばスマホで音楽を聴いたあとにPCでオンライン会議をするなどといった場合で便利に使うことができる。「ながら聴き」で様々なシーンで使うためにも、こうしたスペックアップの恩恵は大きいだろう。

写真左からベージュ/セージグリーン/ブラックという3色のカラーバリエーションを用意

ロングバッテリーとマルチポイント接続対応によって、“nearphones”「HA-NP50T」は、朝イチのウォーキングやジョギング、日中のオンライン会議、そして合間の炊事洗濯といった家事まで、生活のあらゆるシーンでマルチに利用できる。

音漏れ具合も従来より低減。様々なシーンで安心して使えるように



それでは実際に使用してみよう。まずは音質からチェック……の前に、サウンド面の設計について軽くご紹介を。

HA-NP50Tでは新採用の16mmドライバーを搭載したことにより、前モデルで採用していたバスレフ構造を採用しなくても、さらに豊かな低音を実現しているとのこと。また、バスレフ構造に必要なダクトは音漏れの原因にも繋がるが、これがなくなったことで前モデルよりもさらに音漏れが低減されているというわけだ。

前モデルから構造を改良して音漏れを低減

こうした仕組みで少しでも音漏れが抑えられているというのは精神的にもありがたい。より多くの場所で安心して使うことができるはずだ。なお、スピーカー部が耳から離れている構造上、音量を上げても全く音漏れしないというわけではないので、電車内や飛行機内などでは周囲への配慮も忘れないようにしたい。

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