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PR安定感ある音質に、幅広い機能性をプラス

いつでもどこでも、どんな音楽も楽しくなる!HiBy「R2 II」はエントリーDAPの新定番だ

2023/09/25 高橋 敦
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まず総じての印象として、特にエントリークラスのダイナミック型ドライバーのイヤホンとの相性の良さを感じられる。エントリークラスのダイナミック型は、中低域のナチュラルな太さを活かしたドライブ感のある表現を得意とするモデルが多い。R2 IIではその強みをよい具合に引き出してくれるのだ。

同社イヤホン「Seed II」との組み合わせも、相性の良さを発揮。YOASOBI「アイドル」はヒップホップ的なリズムを土台とした曲だが、ベースに注目するとロックなドライブ感もある。R2 II+Seed IIで聴くとそれが際立つのだ。

R2 IIはイヤホン側の個性であるベースの太さをさらにプッシュするのではなく、むしろ太くなりすぎないようにコントロール。そのおかげでベースの音像が引き締められ、ベースラインがより明瞭になり、演奏のドライブ感がリスナーに届きやすくなるというわけだ。

イヤホンと音楽、それぞれの特徴を誇張なく引き出し、安定したリスニングが楽しめる

低域や高域を無理に伸ばしてワイドレンジ “感” を持たせるような、下手な演出がないのも好印象。クラブ系の超低域や、エレクトリックな高域のエッジには物足りなさを感じるかもしれないが、その代わりに、超低域の制御が緩くてボワボワするとか、高域が暴れて嫌な鋭さが出るなどの欠点を起こしにくいのがR2 II、そしてこの組み合わせの美点だ。どんなサウンドの曲を聴いても破綻は起こさない安定感は、エントリークラスでは特に頼りになるだろう。

■サブ機としても活躍しそうな多機能性。DAPの入門機としてうってつけ



さて、いまどきスマホではなくわざわざDAPで音楽を聴く、その最大の動機は有線での高音質再生だろう。しかし現在のDAPは実に多機能、有線再生に加えての「+α」機能とその活用にも目を向けたい。

まず本モデルはBluetooth接続においてLDACにも対応している。つまり「DAP+完全ワイヤレスイヤホンでハイレゾファイルのハイレゾ級ワイヤレスリスニング」も可能だ。自宅では有線でとにかく音質重視、外出時は無線で身軽さと音質を両立。そんな使い分けもいける。

Bluetoothについては受信側にもなれるので、スマホでハイレゾストリーミングを再生してR2 IIにBluetooth伝送、そしてR2 IIに接続した有線イヤホンでリスニングというのも可能だ。スマホアプリでR2 IIを操作する「HiBy Link」とも合わせて、さまざまなリスニングスタイルが考えられる。

またBluetoothに限らず、Wi-Fiでのネットワーク接続にも対応している。PCやスマホアプリを使わず単独でソフトウェア・アップデートをしたり、AirPlayやDLNAでのネットワーク再生、さらにオーディオファイルを転送することもできるので、自宅にネットワークオーディオ環境を構築していれば、そこにR2 IIをすんなり馴染ませられる。

「無線」メニューを開けば、複数の項目が用意。BluetoothだけでなくWi-Fiにも対応。ネットワーク経由で音楽を再生/転送したり、本体アップデートも単独で行える

HiBy独自のサウンドカスタマイズ機能「MSEB」にも注目。「クールな音/暖かみのある音」、「軽快な低音/深い低音」というように、雰囲気に基づいて音を変えられる

ほかには、こちらは本当におまけ的なものだが、内蔵マイク2基によるオーディオレコーダー機能も搭載する。MP3/FLAC/WAVにて最大48kHz/16bitでの録音が可能となっていて、ガジェット的な活用も可能だ。

R2 IIでDAPにハマったユーザーは、やがて重量級ハイエンドDAPにステップアップするかもしれない。すると本モデルはサブ機的な役割に回る。「小型軽量でいて多機能」という強みはそのときにも、サブ機としての使い勝手の良さを改めて発揮してくれそうだ。

入門用のオーディオプレーヤーとして、あるいは2台持ち用の“サブ機”として、音質/機能性/操作性を手堅くまとめ上げた使いやすいコンパクトDAPだ

一通りチェックし終えて、携帯性も操作性も、音作りも機能性も、あらゆる面が扱いやすさ重視で仕上げられたDAPだと感じた。エントリー機として極めて妥当なまとめ方といえる。

妥当とは、すなわち「王道」。これこそビギナーが安心して選べるエントリーDAPの姿と言えるのではないだろうか。
(企画協力:ミックスウェーブ)

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