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BenQのPCモニター「GW2790QT」で快適リモートワーク!映像モードからノイキャン機能まで徹底レビュー

公開日 2023/05/10 06:00 海上 忍
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■USB Type-C接続で給電も高速データ転送も対応



自宅で腰を据えてのデスクワークにおいて、携帯性を重視して選んだノートPCは、スプレッドシートを広げたりソフトを複数起ち上げたりするには作業領域が少々窮屈……、そんな問題を解決してくれるのがPCモニターだ。

日々の相棒となるデバイスなだけに、押さえるべきポイントは押さえておきたいもの。画面サイズはもちろん、ノートPCとの接続性の高さ、デザイン性や長時間使用への配慮、そしてリモートワークに役立つプラスαの要素と手ごろな価格が加われば言うことなしだ。

そんな多数のポイントを押さえているイチオシのPCモニターが、ベンキューの新製品「GW2790QT」である。同社の「アイケア」シリーズにラインナップされる、デスクワーク/リモートワークに念頭を置いて設計されたPCモニターで、画面サイズは27インチ、解像度はWQHD(2560×1440)で実用性は充分。IPSパネルで視野角も広く、色再現性も高い。リフレッシュレートは75Hzで、デスクワークや普段の動画視聴で不満を感じることはないだろう。

PCモニター BenQ「GW2790QT」 ¥50,400(税込)

海上 忍氏がGW2790QTの映像モードとスピーカー/マイクをチェック

スマートな接続性も最新のPCモニターらしいポイント。背面のUSB-CポートはThunderbolt 3、およびDisplayPort Alt Modeに対応しており、最新のWindows PCはもちろん、2018年以降のT2チップ搭載MacなどもUSB-Cケーブル1本で接続が可能で、同時に最大65Wの電源供給も賄えてしまう。もちろんHDMIとDisplayPortポートも装備する。

背面部には、65W給電/DisplayPort Alt Mode/データ転送に対応したUSB Type-C入力を装備。HDMIやDisplayPortの入力端子も搭載

■「コーディング」や「M-book」モードも装備


特徴のひとつに、用途ごとに表示を最適化した画面モードが挙げられる。目に優しい色調の「ケアモード」や電子書籍端末風の色味になる「ePaper」といったモードのほか、「コーディング」モードではひとつひとつの文字が際立つようコントラストや彩度を調整、その名のとおりコードリストの視認性を高めてくれる。統合開発環境(IDE)やテキストエディタ、スプレッドシートのような文字主体のアプリを多く使うユーザーには好適だろう。

また注目したい「M-book」モードは、その名のとおりMacBookシリーズ(Air/Pro)を意識した画面モードで、MacBookのディスプレイに近い色味、コントラストの効いた表示設定となる。視線を移動したときの違和感軽減につながる、Macユーザーは見逃せないフィーチャーといえる。

カラーモードは、「標準」「コーディング」「ケアモード」「M-book」「動画」「ゲーム」の項目を用意している

■スピーカーもマイクも環境音カット機能を搭載


音声通話のノイズ低減機能も見逃せない特徴だ。内蔵スピーカー/マイクそれぞれにノイズフィルタリング技術を搭載したことで、相手側・自分側両方の環境ノイズを低減できる。そのような機能を備えたイヤホン/ヘッドホンは珍しくないが、耳もとの異物感なしに環境ノイズを取り除けるほうが長時間のビデオ会議には好適、リモートワーカーは要注目の機能だ。

ディスプレイの下部に備えている操作ボタンで、スピーカーの「ノイズフィルター」の効果を調整できる

GW2790QTはデザイン面でも優れ、3辺はベゼルレスといっていいほど細く、ホワイトカラーも好印象。スピーカーや操作部が埋め込まれた下辺だけが3cmほどの厚みを持つものの、白だからか自己主張は少ない。画面が全黒となる消灯時はともかく、存在に “圧” がなく木製デスクに置いてもしっくりくるデザインは、他のPCモニターにない特徴だ。

数多くのPCモニターを手掛けてきたベンキューだけに、機構も抜かりなし。人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインを採用し、高さは110mm無段階調整でき、ティルトは−5〜20度、スイーベルはプラスマイナス20度の範囲で変更できる。ピボットにも対応するので、画面を縦にすることも可能だ。

ベゼルが非常に薄く、まるで画面だけが存在するように見える。ピボットは90度に対応するためコーディングにも最適

高さは110mm調整でき、ティルトは上−5度/下20度、スイーベルは左右20度の調整が可能


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