HOME > レビュー > シャープ新フラグシップスマホ「AQUOS R7」徹底チェック!「現行トップクラスのAVスマホ」

カメラ、映像、サウンド、3拍子揃ったAVスマホ!

シャープ新フラグシップスマホ「AQUOS R7」徹底チェック!「現行トップクラスのAVスマホ」

公開日 2022/09/09 06:40 山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

■高画質で実用的な機能を揃えたディスプレイ


自然な発色が魅力的なWUXGA+解像度の「Pro IGZO OLED」を搭載。HDR表示はHDR10とドルビービジョン、HLG、VP9、YouTube HDRまで、幅広くサポートする
本機のディスプレイはネイティブで最大120Hzまでの可変リフレッシュレート表示に対応している。またディスプレイ設定から「なめらかハイスピード表示」をオンにするとAI超解像処理が働き、動画やスクロール表示の精細感もアップする。元の解像度があまり高くないネット動画の視聴にも最適だ。


なめらかハイスピード表示を有効化すると、Web画面を素速くスクロールした時にも文字のちらつきが抑えられる
画面のリフレッシュレートを引き上げると、ディスプレイが消費する電力も伴って高くなるが、IGZOテクノロジーを搭載するAQUOS R7はアイドリングストップを同時にかけて無駄なバッテリー消費を抑えられるところが強みだ。

また、AQUOS R7にはディスプレイの視認性を高めるいくつかの特徴的な機能がある。例えば2019年発売のAQUOS R3から搭載する「アウトドアビュー」もそのひとつだ。

機能をオンにすると屋外で見る映像の視認性が格段に高まる。この機能はバックライトの明るさを持ち上げるだけでなく、映像全体の内容を解析して、環境によって見えにくくなる領域のコントラスト調整を丁寧に行うというもの。

従って明部の明るさが飛んでしまうような映像の破綻が発生しない。屋内の環境光にも合わせて調整してくれるので、設定から常時オンにして使いたい。


ディスプレイの画質設定メニューには基本設定として「おすすめ」「標準」「ダイナミック」「ナチュラル」の4つのプリセットが用意される

HDR動画の視聴時には、画質設定の基本設定に加えて「標準」「ダイナミック」「シネマ」も選べる
Amazonプライムビデオで配信されているHDR対応のコンテンツを視聴したが、HDRの設定は「標準」でも明るさのギラつきと暗部のつぶれを丁寧に抑えて、落ち着いたバランスの良い映像に仕上げる。映画やドラマなどを視聴する際には、温かみのある色調に整う「シネマ」もおすすめだ。


他にも、周辺環境光の明るさや光源の色合いに合わせてディスプレイの色再現が一定になるように自動制御する「スマートカラーマッチング(色温度の自動制御)」など、実用的な機能を搭載する

次ページワイヤレスハイレゾ再生に加え「Snapdragon Sound」にも正式対応

前へ 1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: