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EPOS「H3 Hybrid」が面白い!有線+Bluetoothで接続できる“万能ゲーミングヘッドセット”誕生

公開日 2022/03/16 06:30 関根 慎一
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他社の製品にもミキサー付きのヘッドセットは存在するが、その多くはスマホやコンソール機などと有線で接続し、ミックスした音声をヘッドセットに流すというものだ。こうした製品は接続が3.5mmジャックのある機器に限られるほか、複数のケーブルを使うため配線が煩雑になりがちだが、H3 Hybridは音声のうち1系統をBluetoothで取り込むので、ケーブルは1本で済む。そのため、おおむね普通にヘッドセットを利用するのと同じ環境で音声のミックスが行える。

右イヤーカップのボリューム調整ダイヤル。オーディオミキシング機能を使用時は、有線側の音量をこちらで調整し、Bluetooth側は接続先の端末で調整する

オーディオミキシング機能の使いどころは、PCの無い環境において声によるコミュニケーションをとりながらゲームを遊びたい場合だろう。先述したコンソール機とスマホ向けVCアプリの音声をミックスする例もそのひとつだ。

基本的にコンソール機のゲームは、VC機能を内蔵している一部のタイトルを除けば、音声による直接的なコミュニケーションが取れない場合が多い。内蔵していないということは「無くても問題ない」ということでもあるが、友人知人と一緒に遊ぶ場合は、VCでワイワイ楽しみたい向きもあろうかと思う。そういった場合も、有線でゲームの音を聴き、BluetoothでスマホなどのVCアプリで会話するということがケーブル1本でできる。

一方でPCゲームを遊ぶ場合、おそらくゲームが動く程度の性能を有するPCであれば、ゲームを動かしながらVCやストリーミング動画視聴、音楽再生くらいのことは同時にできてしまうはずなので、オーディオミキシング機能が必要という場面は限られてくる。やや特殊な使い方だが、自分でストリーミング配信を行う際、配信に乗せたい音声を有線側から、配信に乗せたくない音声をBluetoothから流すというような活用が考えられるだろうか。



一般に「ゲーミングヘッドセット」といえば、個性的な外観とヘッドセットとしての性能を両立しつつ、ついでにどこかしらが光るなどのギミックがついているイメージだが、H3 Hybridの場合は高水準な音質と落ち着いたデザイン、便利な機能がバランスよくまとまっており、ゲーム以外の用途においてもまさしく“オールラウンダー”な活躍を見せる、付加価値の高いモデルといえる。

特にオーディオミキシング機能はユニークであり、他機種で同様のことを実現しようと思うとそこそこの手間暇がかかってしまうものだ。また今回の試用では、EPOSらしい音質面の安定感も印象的だった。

いろいろなプラットフォームでゲームを遊びたい、でも音質にも妥協したくない方には有力な選択肢となりうるだろう。

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