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【PR】通話品質もハイレベル、完成度の高い一台

AVIOT「TE-BD21j-ltd」の高い表現力に圧倒!最新“Snapdragon Sound対応”完全ワイヤレスの実力を試す

公開日 2021/12/04 06:30 野村ケンジ
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一聴して分かるのが、表現力の高さと、音場的な広がり感だ。96kHz/24bit対応になったおかげか、ディテールの表現がより細やかになり、同時に空間はより広々と大きく感じられるのだ。SBC接続と比べると格段の違いがあるのはもちろん、48kHz/24bit接続のaptX Adaptiveとの比較でも、ヴォーカルやアコースティック楽器がよりリアルに感じられる。

Snapdragon Sound対応スマートフォンと組み合わせて、96kHz/24bit接続での音楽再生をチェック

ピアノの音は非常に伸びやかに再現され、チェロはボーイングの強さまでしっかりと伝わってくる。女性ヴォーカルの楽曲では、のびのびとした抜けのよい表現となり、聴いていてとても心地が良い。それと同時に帯域バランスがやや低域を強めているためか、メリハリのしっかりした表現も得意だ。ハードロックやEDMなどもグルーブ感があって楽しい。

また、興味深いのは、TE-BD21j-ltdがスマートフォンの音の違いもしっかりと表現してくれることだ。ふとした興味でXiaomi「Mi 11 Lite 5G」でも試聴してみたのだが、一変してジェントルな表現となり、Jポップをより楽しく聴くことができた。(なお「Mi 11 Lite 5G」はSnapdragon Sound対応を謳っていない。搭載SoC「Snapdragon 778G」が一応対応しており、aptX Adaptiveの96kHz/24bit接続は可能だったので聴くことはできたが、あくまでテストレベルであることはご理解いただきたい)

もしかすると、aptX系のサウンドはスマートフォンによって大分表現が異なる場合があるのかもしれない。そういった細やかな違いをしっかり感じさせてくれるほど、TE-BD21j-ltdの表現力は高い。

もちろん、Snapdragon Sound対応という最新テクノロジーの恩恵を享受できることが大きな魅力ではあるが、対応製品でなくても、たとえばiPhoneとAAC接続しても良質なサウンドが楽しめる。あらゆるデバイス、コーデックでの接続にも、その表現力の高さを損なわない、懐の深い製品だといえる。

どんなコーデックでも、あらゆる音楽を良質なサウンドで再生してくれる

マイク品質も試してみた。通常状態とaptX Voice、2つの音声を聴き比べてみたが、まず通常でも音質が良く、オンライン会議などで十分に使えるレベルに達している。aptX Voiceをオンにした状態で試すと、帯域幅が広がったおかげか、はたまたダイナミックレンジが向上したおかげか、声がより自然な印象になってくれる。

そのため言葉のニュアンスも伝わりやすく、何より、通常の場合は声が大きくなると圧縮ノイズのようなものが生じてしまうのだが、aptX Voiceではそれが皆無だ。マイク性能だけを見ても、TE-BD21j-ltdに大きな魅力を感じる。



TE-BD21j-ltdは、Snapdragon Sound対応という最新テクノロジーを存分に発揮できることはもちろん、リニューアルされた2BA+1ダイナミック型ドライバーによる、表現力豊かな上質サウンドが大きな魅力といえる。さらに、AVIOTならではの日本人向けチューニングが施されていることで、Jポップとの相性も良いことも美点だ。

さらにマイク性能の高さ、連続再生時間の長さなども含めて、イヤホンとしての完成度が非常に高い。昨今のライフスタイルで大いに活躍できるだけでなく、長期にわたって満足して使い続けられる一台といえる。

(協力:プレシードジャパン)

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