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音楽も映像も1台で! コスパ抜群、スカルキャンディの震えるヘッドホン「Crusher Evo」レビュー

公開日 2020/10/07 06:45 野村ケンジ
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幅広い音楽ジャンルに対応し、映画やゲームも大迫力の“聴き応えあるサウンド”

肝心のサウンドをチェックしていこう。試聴にはプレーヤーとしてOPPOのAndroidスマートフォン「Reno A」やSHANLINGのDAP「M6 pro」を使用した。

歪み感が少なく、クリアな空間表現が可能なためさまざまな音楽を表現できる

メーカーがアピールするとおり、確かにCrusher WirelessよりもCrusher ANCに近いサウンドクオリティで、同機をちょっとライトな印象にしたキャラクターだ。歪み感が少なく、広がりの感じられるクリアな空間表現を持ち合わせているため、表現力が高く、音色も多彩だ。

音楽ジャンルとしてはやはりEDMとの相性が抜群で、上坂すみれ「POP TEAM EPIC」などを聴くと、とても楽しい。いっぽう、ちょっと意外に思われるかもしれないが、ハードロックやJポップ、アニソンとの相性もなかなか良い。

たとえば女性ヴォーカルは、少しサ行が強めの凜とした声色で、LiSAやYOASOBIなどは普段より一段と突き抜け感のある、印象的な歌を聴かせてくれる。いっぽう、米津玄師「LOSER」では、迫力満点のヘビーな演奏と距離感の近い朗々とした歌声を聴かせてくれるし、MYTH & ROID「VORACITY」もちょっとオーバードライブ強めな感じでヘビーさが増して、リズミカルさと絶妙なバランスを保つ楽しい演奏を聴かせてくれる。センサリーベースの効き具合を好みや音楽ジャンルに合わせて調整することで、かなり幅広い音楽ジャンルへ対応できる。

センサリーベースは装着したままでも簡単に調整可能。ジャンルに合わせて調整すれば、幅広い音楽に対応可能だ

またゲーム用ヘッドホンとして見ると、高級感のある上質なサウンドを持ち合わせている。さらに、センサリーベースを効かせるとサブウーファーのような迫力が得られるので、アクション映画などを楽しく観られる。この「エンターテインメントをさらに楽しくする」という特長も、ほかのヘッドホンにはない、本機ならではの持ち味といえる。また付属ケーブルを使えば有線ヘッドホンとしても使えるので、FPSや音楽ゲームなども遅延なしで楽しめる。

そして今回、センサリーベースの有効性が特に感じられたのは、意外にも屋外での使用時だった。騒音レベルの高い場所だと、ヘッドホンですら低域がマスクされがちなのだが、センサリーベースのスライドをちょいと上げれば、たちまち迫力のサウンドを楽しむことができたのだ。

屋外でもバランスの良いサウンドを実現するため、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンは、暗騒音や低域のマスクを抑えるチューニングが行われているモノも多い。だがCrusher Evoなら、そういったノイズキャンセリング機能なしでも迫力のサウンドを楽しめる。そして新型ドライバーユニットやパーソナルサウンドシステムの恩恵もあって、とても楽しい、聴き応えのあるサウンドを実現している。

付属ケーブルを繋げば有線ヘッドホンとしても使用可能。リスニングのみならず、映画鑑賞やゲームの時にも最適だ

屋外での利用が多いからノイズキャンセリング機能搭載ヘッドホンの購入を考えている方は、その前に一度、このCrusher Evoを聴いてみて欲しい。そのサウンドや使い勝手を体験したら、結果的に「ノイキャン無しでもいい」となり、安価に満足いくものを手に入れられるかもしれないからだ。

対応できる音楽ジャンルも、そして活用できる用途も幅広い。ハイクオリティな製品な製品であると断言しよう。

(協力:加賀ソルネット)

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