HOME > レビュー > HDMIで楽しむ新時代オーディオとは? マランツ「NR1710/NR1200」でリビングが大進化

【特別企画】音も画も高品位に!

HDMIで楽しむ新時代オーディオとは? マランツ「NR1710/NR1200」でリビングが大進化

2020/04/21 海上 忍
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

リビングのテレビが1本のHDMIケーブルで大進化

試聴はNR1710とNR1200それぞれで実施したが、セットアップの手順はまったく同じ。テレビのHDMIポート(ARC対応)にFire TV Stickを挿入し、別のポートに挿入したHDMIケーブルでNR1710/NR1200とつなぐだけだ。その後入力をHDMIに切り替えれば、アプリで再生したオーディオ信号がNR1710/NR1200に入力され、増幅ののちスピーカーへと出力される。

テレビにFire TV Stickを挿入し、あとはテレビとアンプを繋ぐだけ

まずはAmazon Music HDを試す。このサービスではULTRA HD品質(FLAC、48kHz/24bit以上)の楽曲も扱うが、大半はHD品質(FLAC、44.1kHz/16bit)のため、ARCしかサポートしないテレビでもじゅうぶん愉しめる。

HEOSで利用できるAmazon Music HDは、スマートフォンで登録したアーティスト/アルバムやプレイリストを選択できないが、こちらはリッチなGUIで、しかもテレビのリモコンで気楽に操作できるところがいい。

見慣れたはずのYouTubeも、NR1710/NR1200で再生すると印象が一変する。テレビ内蔵スピーカーと比較すると音の迫力は別次元で、特にライブ映像は臨場感が増し見続けたくなる。

映像コンテンツも快適に堪能できる

YouTubeは再生環境により音質が異なるものの(ただしアップロードはサンプリングレート44.1kHz以上/ビット深度24bit以上が推奨されている)、良質なコンテンツであれば音楽ストリーミングサービス級のビットレートを期待できるから、侮れない。ひょっとすると、YouTubeこそがHDMIオーディオのキラーコンテンツなのでは、と思えるほどだ。

もちろん、Netflixなどの映像サービスも楽しめる。ARCで接続した場合、マルチチャンネルのコンテンツは2chにダウンミックスされてしまうものの、映画の効果音、地鳴りのような重低音もしっかり出ている。いつかはマルチチャンネルに挑戦したいがまずは2chを固めたい、という向きにも頃合いの選択肢になるはずだ。

ステレオのNR1200と、マルチのNR1710。どちらを選べばよいか?

コンポとしてのキャラクターでいうと、NR1200はNR1710をベースに開発されただけあってよく似ている。シャーシ設計と本体サイズはほぼ同じで、DACも8ch DAC「AK4458VN」で共通だ。HDMI入力ポートを複数備え、HEOSを採用しているからネットワークプレーヤーとしても活用できるし、同じHEOS採用のワイヤレススピーカーと組み合わせマルチルーム再生も楽しめる。

NR1710(上)/NR1200(下)

しかし、AVレシーバーのNR1710では7基のパワーアンプを配していたところにNR1200では大型トランスを置くなど、2chのHi-Fiアンプとして磨き上げられている部分もある。当然だが、サウンドチューニングも異なっている。

それだけに音のキャラクターにも違いがある。NR1710は低域が歯切れよく広い音場を描けるというAVレシーバーらしい特性をもつのに対し、NR1200は2chフルディスクリート構成が奏効したかSN感高く緻密な音が印象的だ。

外観はほぼ同じでマランツらしい音を聴かせてくれる、NR1710とNR1200。洗練のマルチチャンネル再生、磨き上げられた2ch再生とそれぞれに個性があるため、どちらか一方を選べといわれたら腕組みで熟考してしまいそうだ。HDMIオーディオの愉悦にくわえて価格も手頃なこの兄弟機、選ぶなら大いに迷って決めていただきたい。

(海上 忍)
(企画協力:ディーアンドエムホールディングス)

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE