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大きな飛躍を遂げた

「iPhone 11 Pro」ハンズオン! カメラだけじゃない、画質・音質も大幅進化した

2019/09/19 山本敦
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圧倒的に高いコスパを実現したiPhone 11

iPhone 11については、ハードウェアとして搭載していない望遠レンズに由来する機能性以外は、ほぼ上位のiPhone 11 Proと同等。HDR非対応ながら、明るく色鮮やかな6.1インチの液晶Liquid Retina HDディスプレイを搭載している。内蔵ストレージ64GBのモデルが74,800円から購入できるという、かなり高コスパな最新iPhoneが誕生した。以前のモデルを使い続けてきた方に、いま買い換えをオススメするならこのモデルだ。

iPhone XRと並べて背面を比較してみると、アップルロゴの位置が変わり、iPhoneのテキストロゴがなくなっているのがわかる

広角・超広角レンズによるデュアルレンズカメラユニットを搭載

新色としてグリーンとパープルが追加された。本機も表裏側ともに“スマホの中で一番強い”という強化ガラスが使われており、メタル部分はProシリーズがステンレス、iPhone 11はアルミニウムになる。リアパネルはクリアガラスとして、淡いパステル調のボディカラーを引き立たせる。

フレームの素材はアルミニウム

iPhone 11シリーズは今が買い時

今年から欧米、韓国で先行して5Gの高速通信サービスの商用化が始まり、昨日にはNTTドコモがをiPhoneの発売日と同じ9月20日に5Gのプレサービスを開始することを発表した。当サイトでもすでに報じている。

一部にはiPhoneが5Gに対応するまで買い換えを待った方が得策という声もあるようだが、筆者は、そうではないと考える。なぜならWi-Fi 6や、アップル独自開発のU1チップによる超広帯域通信など、iPhone 11シリーズには5Gよりも直近で実用性の高い次世代の通信テクノロジーが搭載されており、それが徐々にアンロックされそうだからだ。

ちなみにU1チップとiOS 13を搭載するiPhone同士であれば、まずは端末を相手に向けてより正確でセキュアなAirDropによるファイルの受け渡しができるようになる。ほかに今後も様々な“できること”が追加されそうだ。

またiPhone 11シリーズはどの機種も、eSIM対応のDual SIM仕様となっている。海外へ頻繁に出かけるビジネスパーソンにはとても使い勝手の良い機能なので、ぜひ注目してほしいと思う。

来年に国内で5Gの商用化がスタートしても、本格的にインフラが整ってスマホ向けの高画質・高音質コンテンツの配信サービスが整うまでには、まだ少し時間がかかるだろう。その間にまた端末の買い替え時期が来るかもしれない。ならば、いま目の前にあるiPhone 11 Proシリーズの高画質・高音質を楽しみ尽くす方が賢明ではないだろうか。

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