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ハイコスパ&オンリーワンな完全ワイヤレスイヤホンならこれ! クリエイティブ「Outlier」徹底検証

折原一也

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2019年08月30日

ここまでOutlier Air/Outlier Goldともに共通のスペックだったが、大きく違いが現れるのが連続再生時間だ。Outlier Airのバッテリーはイヤホン単体で連続再生最大約10時間、付属の充電ケースで2回分の充電に対応。今どきの7,980円のイヤホンとしては優秀な部類に入る。

ケース本体の充電は側面のUSB-C端子から行う。充電状況はケースの外にLEDがついているので確認しやすい

ケースはコンパクト。アルミで質感も高い

その性能をさらに上回るのがOutlier Goldで、イヤホン単体でなんと連続再生最大約14時間という業界トップクラスの連続再生性能を誇る。付属の充電ケースと合わせて最大39時間の再生なので、連続再生時間を重視して選ぶ場合でも魅力的な候補になるはずだ。

そして上位モデルのOutlier Goldにしかないオリジナルの機能が、ヘッドホンオーディオ ホログラフィ技術 “Super X-Fi” 。これはクリエイティブが独自開発する、サウンドのパーソナライゼーション機能。サウンドに関わることなので、音質レビューとあわせて後ほど解説しよう。

Goldのケース側面には大きく「Super X-Fi」ロゴが印字

予想以上のサウンド。aptX接続では息遣いも伝わるほどの高音質

スマホを接続して音質をチェック

まずは、Outlier AirとiPhoneをペアリングしてAACコーデックの音質をチェックしていこう。

宇多田ヒカルの『あなた』を聴いてみると、やや軽いタッチの表現で女性ボーカルに重点を置いたチューニング。歌声には広がりがあり、ピアノの音の軽やかな鳴りも相まって心地よい包まれ感だ。低音のリズムの刻みも小気味よく、音の情報をよく整理して俯瞰的に聴かせてくれる。

RADWIMPSの『グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子』では、ピアノの音を高域までキレたっぷりに引き出すと共に、ブリリアントに引き立つ女性ボーカルや立ち上がりのシャープな音も印象的。king gnuの『Slumberland』では、音のアタックの強烈さと共に、男性ボーカルもメリハリよく鳴らし、音数の多いサウンドを密度感高く響かせる。

続いて、Outlier AirとXperia 1とペアリングして、aptXによるサウンドもチェックしてみた。なお接続時にはTWS Plusである通知等はないが、スマホのBluetooth設定画面を開くと左右同時に接続中であることが確認できる。

Bluetooth設定画面を開くと左右同時に接続中である事が確認できる

試聴音源は先ほどと共通で、宇多田ヒカルの『あなた』から聴き始めてみると……予想外にも、iPhoneと接続したAACの音とは、音傾向もクオリティも全く別モノ。『あなた』は、オンマイクで録音した歌声が耳元から鳴るような密度感重視のサウンド。歌声も中域の肉厚さと共に、声の余韻や揺らぎまで情緒たっぷりに引き出す。低音は適度な音の沈み込みと共に、バスドラの音の拡散も伝わるほどだ。オーケストラも含め楽器の音はステージのような奥行方向の立体感で描いてくれる。

RADWIMPSの『グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子』では、ピアノの生音らしい質感と共に、ツンとした音のかすれ、ピアノの中央部で録音したような立体的な空間再現を聴かせてくれる。女性ボーカルの歌声はピーク感もなく質感志向で、息遣いも伝わるほど。king gnuの『Slumberland』を聴いても、冒頭の弦楽器の音の重層的な重なり、男性ボーカルの音のニュアンス、リズムの刻みの歯切れ良さまでハイレベルといえる。

率直に言って、iPhoneで音楽を流したAACのサウンドと、Xperia 1によるaptXのサウンドは、全くの別モノだ。本機の性能を最大限に発揮するなら、ぜひともaptXでのリスニングを推奨したい。なお、Outlier Goldで同じ環境・曲で試聴してみたところ、コーデックによる音質差も含め、同じだったことを付記しておく。

耳の撮影でパーソナライゼーションする “Super X-Fi”

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