【特別企画】デザインと性能を両立

スピーカーも完全ワイヤレス時代、しかも驚きの音質。KEF「LSX」の値付けは安すぎる!

土方久明

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2019年04月05日
KEFから新たなワイヤレススピーカー「LSX」が登場した(関連ニュース)。高音質と多機能を同居させ好評を博しているワイヤレス対応アクティブスピーカー「LS50 Wireless」を大幅にコンパクト化しつつデザインにも磨きをかけ、さらには左右間のケーブルの必要がない “フルワイヤレス”までも実現した注目モデルだ。本レビューでは、オーディオ性能と実際の使い勝手の両面から土方久明氏がチェックする。

KEF「LSX」(ブルー)


美しいデザインと多機能を両立した “フルワイヤレス” スピーカー

そのスピーカーは、コンパクトで設置性に優れ、高音質で機能的。英国のオーディオメーカー KEFから登場したワイヤレス・アクティブスピーカー「LSX」である。2016年に発売された「LS50 Wireless」に続く、KEFの新しいワイヤレススピーカーだ。

グロスホワイト/マルーン/オリーブ/ブルー/ブラックの5色がラインナップ。価格はオープン。想定価格はグロスホワイトのみ129,980円(税抜)、そのほか149,980円(税抜)

近年、DSPやデジタルアンプ、そしてWi-Fiを利用した音声伝送技術が進化したことで、ワイヤレスでもオーディオファイルが満足できる音質を備えた魅力あるスピーカーが多く登場している。LSXも間違いなくそのひとつである。

LSXのアドバンテージは大きく3点ある。1点目は、左右スピーカーが独立した “フルワイヤレス” スピーカーであること。2点目は現代の音楽再生事情に合致した多彩な再生ソースへの対応力。そして3点目は小型でデザインが美しく、設置性に優れていることだ。これらの特徴を詳しく紹介していこう。

小型でデザインが美しく、設置性に優れる


■先進的なアプローチを行う老舗メーカー「KEF」

KEFは1961年にロンドン南東のケント州で設立された老舗メーカー。数多くのスピーカー名機を発表してオーディオファイルを魅了してきた。現在はトップモデルの「MUON」を筆頭に、「BLADE」「REFERENCE」「R」「Q」など多くのシリーズを持ち、2チャンネルのハイファイオーディオからAVシアター用途まで、幅広いモデルをラインナップする。

REFERENCE5

LS50 Wireless

近年のKEFは、先進的なアプローチでスピーカーを開発するメーカーとして注目度が上昇中だが、そんな同社による斬新な新モデルが「LSX」なのである。まず、基本デザインは大ヒットモデルの「LS50」や「LS50 Wireless」の要素を継承しているが、外形寸法が大幅にコンパクトになっているのがポイントだ。


■バイアンプ駆動のD級アンプ、高度なデジタル処理、多彩なネットワーク機能

その小型エンクロージャーの中には、低域用に70W、高域用に30WのクラスDアンプが搭載されており、バイアンプ駆動を行う設計。また高域/低域にそれぞれD/Aコンバーターを1基ずつ搭載し、DSPで帯域分割や位相制御を行うなど、LS50 Wirelessの開発で培われたデジタル処理技術を惜しげも無く投入している。

独自のDSP技術を搭載する

スピーカー周辺のバッフル形状を最適化

ワイヤレス・アクティブスピーカーとして、対応ソースが強力であることもLSXの大きなアドバンテージだ。2.4GHz/5GHzのデュアルバンドWi-Fiに対応し、ホームネットワークを利用して、DLNA/UPnPネットワーク再生や、ストリーミングサービスのTIDAL(日本では未スタート)、スマホ/iPadなどタブレット端末内の音源の再生、さらにSpotify ConnectやAirPlay 2(2019年に対応予定)の再生も可能とする。そして、なんとRoon Ready対応機でもある。

メイン側スピーカーの背面部。各種入力端子を搭載する

さらに、TOS端子の光デジタル入力や3.5mmステレオミニによる有線ライン入力も装備。また、背面のUSB端子は5V/2Aの電源供給用で、Chromecast Audioなどを組み合わせる際には、本機から電源供給を行うことができる。

設置性が高く多彩な再生ソースに対応するため、様々なライフスタイルに馴染む

LSXがあれば、ハイレゾ音源からストリーミング、テレビの光デジタル出力までカバーできてしまう。なんという全方位的な対応力なのだろうか。

自宅環境で音質と使い勝手を徹底的に検証

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