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通知読み上げアプリで普段使いにもバッチリ

スポーツ仕様を追求した完全ワイヤレスイヤホン。パイオニア“E8 Truly Wireless” 「SE-E8TW」レビュー

公開日 2019/03/29 09:43 海上 忍
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スリットにより完全密閉ではなくなるため、低域の量感はもう一息というところだが、音質の追求よりリズムにあわせ体を動かすことが楽しいスポーツ時のBGM目的には、その圧迫感の少なさがむしろ好ましい。

充電ケースはフタが半透明のデザイン。充電用USB Type-C端子の横に、バッテリー残量確認LEDがついている

電車移動時にも利用してみたが、車内アナウンスが聞き取りやすくなり、いちいちユニットを外さずに済んだ。地下鉄では大きな走行音により音楽がかき消されてしまうものの、地上路線での利用ならば車内アナウンスなど環境音と音楽をうまく共存させることができそうだ。

なお、Androidスマートフォン向けには通知読み上げアプリ「Notification App」が提供されるため、音楽と日常のコミュニケーションとの共存も解決できる。再生操作や音声アシスタントの起動に使えるユニット側面の「マルチファンクションボタン」も、普段使いには欠かせないフィーチャーだ。

「Notification App」を使えば、音楽を聴きながらでもSNSやシステムの通知を音声で受け取ることができる

屋内での試聴にはiPhoneを利用したが、こちらは通常のイヤーチップに換装したためか低域に厚みが増した。スピード感/解像感はそのままに、音場の重心がやや下がる印象だ。アンビエント・アウェアネス・イヤーチップ独特の開放感は失われるものの、リスニング用途の完全ワイヤレスイヤホンとしてはこちらのほうが音のバランスがいい。ステム径がやや太めで作業しやすいこともあり、着替え感覚でイヤーチップを交換できそうだ。



完全ワイヤレスイヤホンが幅広い層から支持を集める現在、スポーツ向けをうたう製品も珍しくないが、IPX5の防水性とアンビエント・アウェアネス・イヤーチップによる環境音への対応、さらに1万3千円前後という手ごろな価格と条件が揃った“E8 truly wireless”は魅力的に映る。

耐久性、装着性と遮音性調整機能を兼ね備えたスポーツにベストマッチな完全ワイヤレスイヤホンだ

連続再生時間はイヤホン単体で最大3時間、充電ケースを使えばから約2回のフル充電が可能ということもあり、通勤・通学にも安心して持ち出せる。スポーツ用にイヤホンが欲しいけれど普段使いが気になる、という向きに推したい完全ワイヤレスの新星だ。

(海上 忍)

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