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まさに“一生モノ”のBluetoothスピーカー。Fender「INDIO」は佇まいからして別格、音を聴いて納得

公開日 2019/03/01 06:00 土方久明
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今回の主役となるINDIOは、MONTEREYとNEWPORTの中間に位置するミドルサイズのモデル。サイズは245W×216H×122Dmm、重量は4kgだ。

最新モデル「INDIO」は2つのバリエーションを用意

カラーラインナップはブラックとブロンドの2色。先行して発売されたMONTEREYは同社のギターアンプ「'68 Customシリーズ」をデザインモチーフにしていたが、INDIOではブラックが1963〜1967年頃の「Twin Reverb」 などの“ブラックフェイス期”、ブロンドは1961〜1963年頃の「Vibroverb」などの“ブラウンフェイス期”をモチーフにしている。フロントのネットはまさにギターアンプのそれで、そこに“Fender”のロゴが光っている。

ユニットは2基の88.9mm径ウーファーと2基の16mm径トゥイーターによる2ウェイ・4スピーカー構成で、内蔵アンプは60W、再生周波数帯域は20Hz〜20kHzとなる。

BluetoothはVer.4.2に準拠。コーデックはSBC/AAC/aptX、プロファイルはHSP/HFP/A2DPをサポートする。通信距離は約10メートル。また、3.5mm のステレオミニジャックを備えており、有線での音声入力にも対応している。

機能面では、2台のINDIOをワイヤレスでデイジーチェーン接続してのステレオ再生も可能。また、サイズを活かした大容量バッテリーを内蔵しており、約25時間もの連続駆動を実現している。エコーキャンセル機能付きのマイクも装備し、クリアな音質でハンズフリー通話も可能だ。

各色で操作パネルやツマミのデザインが異なっているなど、細部へのこだわりも半端ない

実際に手に持って気がついたのは、INDIOは同じくらいの大きさのBluetoothスピーカーと比べても重いこと。オーディオファイルなら、スピーカー重量が音に効いてくることは百も承知だろう。筆者も「ただフェンダーのバッジだけをつけただけのモデルではなさそうだな」と大きな期待を抱いた。

コントロール部分を見ると、ボリューム/トレブル/ベースをコントロールする3つのチキンノブ(ツマミ)と、赤いジュエルランプ(電源ランプ)、さらにレバーをパチンと倒すトグル式の電源スイッチなどが並んでいて、ここもギターアンプらしい雰囲気。トレブルとベースノブの目盛りは0〜10まで刻まれているが、中間点の5がデフォルトとのことだ。

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