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[PR]さらに磨き上げられたクリアなサウンド

真打ち登場、Ultimate Ears「BOOM 3」「MEGABOOM 3」レビュー! 定番BTスピーカーがフルモデルチェンジ

2018/09/19 高橋 敦
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Bluetoothスピーカーの世界に、今や定番の「ボトルスタイル」「頑丈&耐水」「360度サウンド」といった特徴を定着させた人気シリーズ、Ultimate Ears(UE)の「BOOM」。そのBOOMシリーズが内部構造を一新、さらに外装もアップデートし、フルモデルチェンジを果たした。

その最新世代として登場したのが、シリーズの基本となるBOOMの最新モデル「BOOM 3」、ビッグボディからのしっかりとした低音も持ち味となる「MEGABOOM 3」だ(関連ニュース)。アクティブさだけではなく落ち着きも感じさせるカラーや質感、これまでに比べ、さらに手になじむ使い勝手も得て、完成度をさらに高めている。

人気のBluetoothスピーカーがフルモデルチェンジ!「BOOM 3」「MEGABOOM 3」が登場

そしてUE、Ultimate Earsというブランドの魅力といえば、BOOMシリーズのようなアクティブでカジュアルなBluetoothスピーカーにも、プロフェッショナルのステージアイテムであるイヤーモニター分野の第一人者としての経験や技術、そしてプライドが注ぎ込まれているということ。

ミュージシャンの耳元で、そのステージパフォーマンスを支えてきた正確で聴き取りやすいサウンド。膨大なミュージシャンとのやりとりから蓄積されたのであろう、音楽の本質を届け伝えるにあたって欠かせないキーポイント。そういったシリアスなサウンドシグネーチャーと、ワイヤレススピーカーという分野で求められるカジュアルな聴きやすさを融合させたものが、UEが誇るBOOMシリーズのサウンドチューニングだ。

今回のBOOM 3世代はこれまで以上にそれを突き詰め、特にイヤーモニター由来のクリアさやバランスの良さをさらに向上させたという。そのBOOM 3/MEGABOOM 3の2モデルをそれぞれレビューしていこう。

持ちやすさと安定感を両立したサイズ感。カラーは落ち着いた印象に

ぱっと見てすぐ分かる変化は色合いだろう。アウトドア的に表現すれば、これまでのカラーは自然の景色から浮き上がって映えるようなトーンだった。対して今回の世代は、自然の景色にもしっくりと溶け込みそうな落ち着いたトーン。蛍光感のあるアウトドアジャケットから、ちょっと落ち着いた雰囲気のアウターへのイメージチェンジといったところか。


パッケージデザインも従来のものから大きく変更。BOOM3とMEGABOOM3で採用されるイラストも異なる
日本の場合、実際には室内での利用がメインになるかと思うが、今回の色合いはどんな部屋にも溶け込みやすいのではないだろうか。とはいえ溶け込むだけではなく、特徴的なボトルスタイルもあって、インテリアのアクセントになる適度な主張も備えている。

さらにじっくり見てみると、ファブリック素材に包まれたボトルスタイルという基本こそ変わっていないものの、そのデザインは大きくリファインされていることに気付かされる。

例えば、前面に縦に並ぶ大きな音量「+」「ー」ボタンの周囲は、BOOM 2世代ではボタンを含めてラバー素材の帯で覆われていたが、BOOM 3世代ではファブリックにボタンが溶け込んでいる。ラバー素材によるタフ感の主張が抑えられ、ファブリック素材のモノトーン感でシンプル&シックな印象が強まっている。


ファブリック素材の中に、音量「+」「ー」ボタンが浮かぶように配置されている

玉虫色のような少し変化のある色調。カラーは全部で4色展開を予定
また吊り下げスタイルで使うときのための装備として、従来は底面に金属製のリングが用意されていたが、今回はファブリック素材のループとなっている。色合いの変更に加えてこういった細やかなリファインがいくつも組み合わされることで、全体の落ち着いた雰囲気が醸し出されているのだろう。


カラビナなどを付けられるファブリック素材のループ

よりサイズの大きなMEGABOOM 3も、しっかりと安定感がありつつ、持ちやすさも兼ね備えている
直径は少し大きくなっているのだが、見た感じでも手にした感じでも、太くなった印象はあまりない。むしろ置いたときでも持ったときでも、絶妙な安心感・安定感が増した印象だ。

お気に入りプレイリストがワンプッシュで再生できる「MAGIC BUTTON」

機能面はこれまでの世代ですでに高い完成度に達していたが、さらに進化した。新たに追加された「MAGIC BUTTON」と表現されるマルチファンクションボタンが要注目だ。


中央にあるのが「MAGIC BUTTON」。スマホ内のプレイリストやApple Musicのプレイリストをワンプッシュで再生できる
このボタンに機能を割り当てておくことで、あらかじめ専用アプリで指定しておいたiPhoneのミュージックプレイリストをワンプッシュで再生開始できる。お気に入りの音楽をさっと呼び出せるわけだ。指定できるプレイリストにはApple Musicのものも含まれており、自身のお気に入り音楽だけでなく、新鮮な音楽との出会いも期待できるわけだ。

この専用アプリ、これまでは製品シリーズごとに別々のアプリが用意されていたのだが、今回からシリーズで共通して使えるアプリが提供される。ここもポイントだ。

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