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【特別企画】遅延なし、バッテリー切れなし

Bluetooth人気の今こそ欲しいLightningイヤホン。5,000円から買えるラディウス新モデルを試す

公開日 2017/12/28 08:30 折原一也
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狙い目のLightning - MMCXケーブル「HC-M100L」

これまで紹介した「HP-NEL21」「HP-NEL31」はLightningイヤホンだが、今回発売したラインナップには、Lightning - MMCXケーブル「HC-M100L」もある。こちらも実勢価格は8,980円前後だ。

Lightning - MMCXケーブル「HC-M100L」(実勢価格8,980円前後)

ポータブルオーディオファンなら「MMCX端子」と聞いてピンと来る人も多いだろうが、主にイヤホンとケーブルのあいだをつなぐコネクターだ。MMCX端子を備え、リケーブルできるイヤホンがあれば、ケーブルを「HC-M100L」に差し替えるだけでLightningイヤホンに早変わり、というわけだ。

マイク付きリモコンも装備する

実機を見てみると、ケーブルやリモコンなども含め、基本的にはHP-NEL21と同じような仕様となっている。

HC-M100Lにはイヤホンが付属しないので、ラディウスのハイレゾイヤホン“ドブルベヌメロトロワ”「HP-TWF31」を用意した。HC-M100LをつないでLightningからの音を聴いてみると、Lightning接続でもしっかりハイエンドイヤホンの音がする。

ラディウスのハイレゾイヤホン“ドブルベヌメロトロワ”「HP-TWF31」をLightning化

ホワイトモデルもあるため、メインで組み合わせるイヤホンに合わせて選べば良い

RADWIMPSの『前前前世 (movie ver.) 』を聴いても圧倒的な解像感で、ハイまで伸びるだけでなく、空間までしっかりと描写するような、音のベールが一枚脱げたような解像感を実現してくれる。『アナザー・デイ・オブ・サン』を聴いても、高域までの描写が印象的であるとともに、女性ボーカルが響き渡る空間の再現性が素晴らしい。ここまでの情報量を鳴らし切るのは、「HP-TWF31」のポテンシャルの高さゆえだろう。

スタンダードなMMCX端子ななので、他社のイヤホンとも組み合わせられるのでは…と、試しに「HC-M100L」をSHUREのSE535と組み合わせてみた。すると、イヤホンのポテンシャルを引き出す実力は本物。音を味付け無くストレートに引き出す事を確認できた。
 
「HC-M100L」の価格は8,980円だが、”MMCX接続のリケーブル”というカテゴリで考えると安価に思えてくるのが、ポータブルオーディオファンの感覚だろう。

すでに手持ちの高級MMCX対応イヤホンがあるなら、「HC-M100L」さえ買い足せば、Lightning対応の高級イヤホンが手に入ることになる。今回のラディウスのLightningイヤホン新製品群のなかでも、隠れたハイコスパモデルと言ってよいのではないか。

最後になるが、Lightningイヤホンを接続してしまうと、同じくLightning接続で利用するラディウスの32GBミュージックストレージ「AL-LCS11」のような周辺機器の接続に困るのでは、と心配になる方もいるかもしれない。だがラディウスはそんな方向けに、Wi-Fi接続可能なmicroSDカードリーダー「RW-WPS01」も販売している。Lightning機器を展開するにあたり、Wi-Fiストレージも用意し機器との接続性も確保してくるところに、ラディウスらしい手厚い配慮を感じる。

Wi-Fi接続可能なmicroSDカードリーダー「RW-WPS01」を使えばネット環境がなくても大量のコンテンツを楽しめる


(特別企画 協力:ラディウス)

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