ノイキャン性能も含めた総合力を試す

【レビュー】ソニー初の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000X」。音質&使い勝手をくわしくチェック!

折原一也

前のページ 1 2 3 次のページ

2017年09月23日

ケースに本体を収納すると、イヤホン本体の赤いLEDが点灯し充電中であることを表示。なお、本体下にはNFC端子も搭載する。バッテリー連続駆動時間は最大3時間、バッテリーケースで2回充電できるので、都合9時間利用できることになる。

LEDライトが光って充電中であることをアナウンス

ケースからイヤホン本体を取り出すと自動的に電源がONとなり、青色のLEDが点滅する。購入後、一番最初に使い始める際には、まずはL側のみを取り出して本体ボタンを7秒押してスマートフォンやDAP等のBluetooth設定でペアリングを行う。L側のペアリング完了後にR側をケースから取り外すとR側も電源が入り、自動的に左右も接続が行われ、ステレオで利用できるようになる。

この「最初にLch側だけケースから出してスマホとペアリングしたあとにRch側をケースから取り出す」という手順、正直に言って少し戸惑うかもしれない。ただペアリング後はケースから取り出すだけでボタンを押すまでもなく音楽を聴ける状態になるので、最初のセットアップが済めばあとは扱いやすい。

ケースに本体を収納したところ

■音質傾向をチェック!

WF-1000Xのサウンドをチェックしていこう。AACコーデック対応のため、テストにはiPhone 7を組み合わせた。

RADWIMPSの『前前前世 (movie ver.) 』は、エレキギターを伸びやかに鳴らしつつ、聴き疲れしないサウンドの落ち着きも持たせたトーン。男性ボーカルの声のセパレーションは特に素晴らしい。ギターは耳障りする音を避けつつ、密度志向で情報を出していく。ベースの低音は質感も伴い聴き心地も抜群。ドラムの刻みもタイトで正確だ。

DAOKO×米津玄師の『打上花火』では、冒頭、繊細なニュアンスを伴うピアノの音の響きとともに、フィンガースナップの消え入る余韻も現れる。立体的に構成されるボーカルとステージの構成を浮かび上がらせる安定感のあるサウンドだ。

映画『ラ・ラ・ランド』サントラのジャズ音源「アナザー・デイ・オブ・サン」では、ピアノの質感を伴う表現とともに、アタックのの鋭さ、音圧のバランスも巧み。音数の多さは空間に振らず直接音に出すタイプだが、女性/男性ボーカルはクリアにセパレートするので聴きやすさは抜群。

また、特に相性が良かったのがSuchmosの『WIPER』。メロディアスなベースによる低域の質感もタイトに浮かび上がる。

なお、ノイズキャンセルONでは周囲の騒音がカットされることで楽曲の低音が聴こえやすく、また「外音取り込み」を有効にすると環境音が加わり中域が賑やかに感じやすくなる。

もう一つ、イヤーピースを標準のハイブリッドイヤーピースロングから発泡シリコンのトリプルコンフォートイヤーピースに交換すると、中域の密度感が一段収まり、結果として中高域のクリアネスが引き立つ効果が得られる。

■ノイズキャンセル機能/外音取り込み機能の効果は?

WF-1000Xのノイズキャンセル機能、そして「外音取り込み」機能もテストした。

電車内や駅のホームでノイキャン性能をチェック

前のページ 1 2 3 次のページ

関連記事