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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第185回】“Bluetoothリモコン”を使えばポータブルオーディオがちょっと便利、だいぶ便利

公開日 2017/04/07 10:50 高橋 敦
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Satechi Media Buttonも重箱の隅の他は問題なし

Satechi Media ButtonはAKともDP-X1Aともペアリングでき、どちらとの組み合わせでも同じように安定して動作した。この時点で汎用リモコンとしての大きな優位がある。

ではこちらもまずは写真でざっとポイントを確認。傷だらけの個体での紹介となってしまい申し訳ないが、個人的に何年か使い込だものなのでご容赦を…。


こちらもシンプル。円形かつボタンにも凹凸がないので手探り操作はちょっとやりにくく、工夫は必要

ボタン電池CR2016の交換にはドライバーが必要だが……電池は約2年もつとのこと!


ストラップホールは上側(「+」ボタン側)

なので吊るして自分側から見るとスキップの左右や音量の上下の向きが逆転する感じもある
気になる点としては、ストラップホールの上下の配置と、スリープに入るタイミングの早さ。1曲聴いていて5分操作してなかったらもうスリープしているくらいの印象だ。

ただ、細かな条件は不明だが2年以上保つというバッテリーライフはその細かなスリープのおかげかもしれない。反応の良さとバッテリーライフのどちらを優先するかというのはメーカーごとの判断だろうし、ユーザー側も各自で判断すれば良いだろう。

ボタン周りに凹凸がなく手探りで操作しにくいというところは、例えばストラップホールにストラップでなくても何かを付ければそれが目印になる。あるいはボタンのどこかに、ハンズなどで売っているような小さなゴム足ポッチシールを貼り付けるというのも良いかもしれない。慣れと工夫である程度は対処できる。

Bluetoothリモコンの弱点……製品が少ない!

便利なポータブルオーディオアイテムであり、実際の製品の使い勝手も良いBluetoothリモコンだが、改めて調べてもこの2製品の他にこれといった製品が見当たらない…というのがジャンルとしての最大の弱点だ。しかもSonyの方は汎用品じゃないし。

こういう「ちょっと便利な単機能アイテム」の役割は、今後さらにスマートフォンアプリに吸収されていくことだろう。しかしその便利さの全てをスマートフォンで再現できるわけではない。そこには不安がある。

リモコン機能の場合はスマートウォッチともうまく組み合わせられたらかなり便利になるのではないかと思うので、そのように期待しておきたい。個人的には。期待しつつも当面は今回紹介させていただいたこれらのBluetoothリモコンを活用したいと思う。

高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。


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