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【特別企画】編集部員による使用レポも

トップアスリートも認めたスポーツイヤホン。スカルキャンディー「XTFREE」を使ってみた

公開日 2016/12/29 10:18 野村ケンジ(ランニングレポ:編集部 小澤貴信)
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平日は主にジムのマシンで、週末は天気が良ければ近所の公園でランニングをしているのだが、実際にジムと屋外でXTFREEを付けて走ってみた。


マイクリモコンを操作しているところ
ジムでランニングマシンを使う場合は周囲を気にする必要もないので、遮音性の高い通常のイヤーピース(StickyGels)を用いた。走り出してまず気づくのはタッチノイズの少なさ。イヤホンがしっかり耳に固定されている上に、フラットケーブルは適度に長さがあってしなやかなので、ケーブルが身体の上下の動きにうまく追随してバタつかない。ちなみに、ケーブルの長さを調整できるクリップも付属している。

そして、走ると改めてイヤホンの軽さを実感させられる。マイク付きリモコンの重さも感じさない。一方で、着け心地が快適で、密着感が強すぎないのもいい。装着はがっちりだが、耳への圧迫感が少なくて快適なのだ。これは独自のフィン構造のおかげなのだろう。

また密着感が適度なので、汗をかき始めても不快な感じが少ない。水分を含むと抵抗が増すという独自のイヤーピース素材のおかげでもあるのだろう。フラットケーブルは汗をかくと多少は肌にくっつく感じがあるが、これも気になるほどではなかった。

サウンドについては、ベースやキックなどの低域はディープでマッシブ。ギターやボーカルなど中高域は煌びやかで抜けが良い。メリハリが利いていて、激しく動いているときにも、音楽の骨組みをしっかりと聴き取れることができる。

ロックやポップス、ダンスミュージックとはすこぶる相性がいい。低域は量感があるけれども立ち上がりが遅れることなく、ノリがいい。ボーカルやギターのリフはエッジが立っていて、ニュアンスも豊か。音のチューニング的にも、音楽の美味しい部分をピックアップしてくれていて、日常使いでも十分音楽を楽しめると感じた。

また、ランニング以外の運動も試してみた。より上下の動きが激しい反復横跳びやスクワットでも安定感はばっちり。マシンを使ったウェイトトレーニングでも、本体が軽いので運動に集中できる。


実際にXTFREEを使って本格的なトレーニングをしてみると、使い手への深い配慮を実感することができた(こちらはイメージ画像)
いろいろな動きを試しながら、XTFREEの着脱が簡単な点にも感心した。しっかりと耳に固定されるのに、イヤホンの着け外しが苦にならない。ジムで複数のマシンをつかってトレーニングをする際など、イヤホンの着け外しもけっこう多いので、これはいい。

ちなみに通常のイヤーピースは遮音性がかなり高く、それが音の良さにもつながっている。ジムなど周囲に気を遣わないトレーニングにはこちらがお薦めだ。一方で、屋外を走る場合にこちらを使う場合には、音楽に夢中になりすぎないように十分気をつけてほしい。なお、周囲の音も聴こえるように切れ込み加工が為されたイヤーピースも同梱されているので、音のキャラクターは変わるが、交通量が多い場所でランニングする場合などはこちらを使うといいだろう。



XTFREEは、とにかく軽くて着け心地がいいので、煩わしさがなく、ワークアウトと音楽に容易に集中できる。汗をかいても装着感が落ちず、強固な装着性の一方で圧迫感は少ないから、長時間着けていても耳が痛くなったりしない。サウンドはスカルキャンディーらしさをしっかり備えて、音楽の勘所をしっかり味わうことができる。年末年始は、格闘技や駅伝を見て体を動かしたくなる方も多いだろう(自分だけ?)。そんなときにはぜひ試してみてほしい。

最後に、XTFREEのアスリート然としたシンプルながら主張のあるデザインも気に入った。お気に入りのスポーツウェアとのコーディネートを気にする方にもお薦めしたいイヤホンだ。

(編集部:小澤貴信)


特別企画 協力:Skullcandy Japan合同会社

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