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デスクトップオーディオやヘッドホンに効果抜群

快適オーディオにはチェアも重要! ネットで話題のAKRacing「Pro-X」をテスト

公開日 2016/01/18 11:20 編集部:小澤貴信
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デスクトップスピーカーで試用。普通のチェアでは得られない快適さ

さて、それでは今回のテーマであるデスクトップオーディオの試聴と、このAKRacingの相性を試してみよう。今回は弊社試聴室にデスクを持ち込んで、デスクトップ対応のスピーカーとヘッドホンの両方を、Pro-Xに座って聴いてみた。

まずはECLIPSEのUSB-DAC内蔵アクティブスピーカー「TD-M1」をデスクに設置。ハイレゾ音源を中心に様々な音楽を聴いてみた。まずはいつも使っているオフィスチェアに腰掛けてリスニングしてみたのだが、必然的に姿勢は前屈みになる。これはまあいつも通りで、食い入るように音楽に耳を傾ける格好となる。

まずは普段使っているオフィスチェアでハイレゾ音源を聴く。前のめりになってしまう感覚だ

しかし、これをPro-Xに替えて座ってみると、全く異なるデスクトップオーディオの姿が見えてくる。まず体をしっかりと椅子に預けられるので、リラックス感が全くちがう。一方で適度に姿勢を保持してくれるので、スピーカーに体と耳をしっかり向けることができる。

次にPro-Xで試聴する。リラックスしつつも、適正な試聴ポジションに負荷なく体を固定できた

TD-M1はデスクトップ上に緻密なサウンドステージを描きだしてくれる製品だが、それだけにスピーカーの角度や試聴位置には気を配る必要がある。通常のオフィスチェアに座ると、TD-M1側の位置や角度を変更する必要が出てくるが、Pro-Xなら、椅子の高さや背もたれの角度も細かく調整できるので、最適なリスニングポジションと、かつ長時間聴いていても疲れない姿勢を両立できる。

スピーカーの位置と角度を調整して、最適なリスニングポジションを探っているところ

Pro-Xで座る位置の高さや背もたれの角度を微調整できるので、最適な試聴ポジションを保ったままリラックスした姿勢でも聴くことができた

快適な姿勢と最適なポジションで聴けるので、デスクトップオーディオというより、ニアフィールドリスニングと言いたくなる。背もたれを深く倒して聴き始めたら、思わず時間を過ぎるのを忘れてしまった。普通の椅子で聴く“前のめり”なデスクトップオーディオでは、なかなかこういう快適さは味わえない。

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