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【特別企画】HDD内蔵ならではのメリットとは?

進化を続けるソニーのハイレゾオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」。その魅力を改めて検証する

公開日 2014/07/15 11:11 山本敦
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本体をネットワークにつないだ後は、ファイル転送に必要なWindows/Mac向けの専用アプリ「HAP Music Transfer」をソニーのウェブサイトからダウンロード。このアプリを使って、同じネットワーク上のPCに保存した音楽ファイルを、Z1ESの内蔵HDDへと一気にコピーする。

ソニーの製品情報サイトから「HAP Music Transfer」をダウンロードできる

アプリを使えばファイルのコピーが自動で行えるほか、新しい楽曲をダウンロード購入したり、新しく購入したCDから音楽ファイルをリッピングした際、コピー元として設定したフォルダに楽曲データを格納すれば、コピー元とZ1ESの差分を検出し、新しく格納した楽曲だけをZ1ESのHDDに自動で転送コピーして最新の状態にしてくれる。もちろんPCとZ1ESを接続した状態で、任意の音楽ファイルをドラッグ&ドロップでコピーしてもよい。

音楽ファイルのコピー元はPCの内蔵HDD以外に、外付HDDやNASを設定することもできるので、これまで他社のネットワークオーディオプレーヤーを使っていて、ハイレゾ音源がNASに入っているような場合でも、手軽にデータをZ1ESへ移せるようになっている。

「HAP Music Transfer」では転送対象の音声フォーマットを選択することができる

コピー先やタスクの優先度などを設定することも可能だ

内蔵HDDへ音楽データをコピーする方法のメリットを、もう一つ付け加えておきたい。ネットワークオーディオの場合、PCやNASに保存していた音楽ファイルが故障などで消えてしまうというトラブルが発生することもあり得る。Z1ESの内蔵HDDへ全ての楽曲ファイルを保存しておけばバックアップにもなるので、万が一の時にも安心なのだ。

自動で音楽ファイルをデータベース化

内蔵HDDに音楽ファイルをコピーすると、FLACやDSDなどメタデータが付けられるファイル形式の楽曲の場合、メタデータをもとに、Z1ESが自動でデータベースを構築する。

メタデータが付けられないWAV形式などの音楽ファイルについても、Z1ESが「Gracenote」の楽曲データベースから独自のアルゴリズムにより楽曲情報を自動で取得。アルバムのカバーアート情報も貼り付けて表示させることができる。

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