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多彩な機能で身近に使えるエントリー機・JVC“Everio”GZ-E345/E325/E320

公開日 2013/02/27 10:46 取材・執筆/会田 肇
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総画素251万画素・裏面照射型CMOSセンサーと60倍ダイナミックズームを組み合わせ、迫力あふれる映像が撮影できるエントリーモデル。3モデルは内蔵メモリーの容量とボディカラー、それにベストプレイ機能の有無が主な違いとなる。上位のE345はメモリー容量を16GBとし、E325/E320は8GBを内蔵。ボディカラーはE345がアーバンブラウンとフローラルバイオレット、E325とE320はクリアブラック、ピンクゴールド、ローズレッドの3色を用意する。また、ベストプレイ機能はE345とE325の2モデルに搭載した。

アーバンブラウンのボディ色で身を纏ったGZ-E345。女性が撮影するのにも手頃なサイズだ

GZ-E345


GZ-E325/GZ-E320(外観は共通)
最大60倍もの超望遠撮影は、光学40倍ズームをベースに画質劣化を抑えつつ電子的に拡大して実現するもの。ただ、従来のような単に映像を電子的に拡大する電子ズームではなく、画質劣化を最小限に抑えつつ拡大する、いわゆる超解像ズームによるもの。これによって得られる最焦点距離は最高で2739mm相当にもなる。その映像は圧巻で、肉眼ではとても確認できない遠くの被写体が望遠鏡を覗いたかのように鮮明に映し出す。しかも、センサーを裏面照射型CMOSセンサーとしたことで暗いところでの撮影特性は格段に向上。レンズのF値がほとんど変わりがないにもかかわらず、スッキリとした抜けの良い映像が再現できている。

ズームレンズの望遠効果を比較(1)。中央の「○」内をズームアップしてみる

ズームレンズの望遠効果を比較(2)。広角端撮影時ではほとんど分からなかった蕾が鮮明に撮れた

少々薄暗い公園の風景を撮影してみたが、従来のような黒浮きがなく、解像度もしっかりとしていた。この画質はエントリーモデルの本機にとって大きなプラスとなったのは間違いない。また、3モデルとも搭載した手ブレ補正は電子式であるため、手ブレ補正ON時の有効画素数はフルHD映像に必要な207万画素を大きく下回るが、それでも映像の先鋭感はそこそこ感じられるのは評価していい部分だ。

光学40倍での風景撮影。従来はF値の暗さがそのまま映像に伝わってしまったが、そんな弱点は解消されている

曇天下で少々薄暗い公園を撮影。暗部でノイズも十分抑えられ、すっきりと表現された

ただ、手ブレ補正の効果はイマイチ。望遠時はブレ補正がリニアでなく、補正しては揺れ、補正しては揺れるの繰り返し。結果としてカクカクとした映像となってしまう。徒歩撮影時も、斜め揺れはそこそこ抑えられるが、この時はセンサーの周辺部を補正領域として使ってしまうため、画質も落ちてくるし、何よりも画角が極端に狭くなってしまうのは煩わしい。

手ブレ補正をアクティブモードにして広角端で撮影すると画角はかなり狭くなってしまった

一方で驚くのは、エントリーモデルとは思えない機能の多彩さだ。業界最高284パターンものシーンを自動判別して最適モードにする「新インテリジェントオート撮影」は誰でも美しく確実な映像が撮影できる、まさに安心の機能。静止画もなんと8メガピクセルの記録を可能にし、ペット顔検出&ペットショット機能、アニメーション機能も搭載。さらにE345とE325にはあらかじめ「スマイルメーター」や「顔登録機能」によって選んだシーンを楽しくダイジェスト再生する「ベストプレイ機能」を搭載している。出掛けた先で使い方が分からなくなってもスマートフォンで簡単に調べられる「スマートユーザーガイド」に3機種とも対応済みなのも嬉しい。

アニメーション機能の一つ。下からハートマークが湧き出るように動画で表現する

アニメーション機能の二つめ。被写体の大きさに合わせて自動的に付加するアニメのサイズが変化する

絶対的な画質にこだわらないのであれば、搭載している機能も豊富で楽しめる。この3モデルは、価格も身近なことからサブカメラとして所有してもいい。その意味で、エントリーから映像マニアまで幅広いユーザーに受け入れられるビデオカメラだと思う。

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