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Wi-Fi機能搭載でスマホ連携も強化

持ち運びやすく画質も良いムービーカメラ・JVC “Everio”「GZ-VX895」

公開日 2013/02/18 11:40 取材・執筆/会田 肇
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「携帯してもかさばらず画質も良い」。Vシリーズは昨年初めて登場して人気を呼んだが、“Everio”「GZ-VX895」はまさにそんな表現がぴったりのビデオカメラだ。


GZ-VX895
“Everio”「GZ-VX895」 1月下旬発売
¥OPEN(予想実売価格10万円前後)


そのポイントは、画素数アップとセンサーサイズの大型化にある。前モデル・VX770に搭載していたのは1/4.1 型332万画素だったが、それを本機は1/2.3 型1276万画素とした。ともに裏面照射型CMOSセンサーながら、この大幅なスペック向上が画質面で大きなメリットをもたらしたのだ。その効果はてきめんで、鮮鋭感が増し、広角端で撮影した風景も細部まで鮮明に描き出す。被写体とした犬の毛並みが風になびく様子も忠実に再現するなど、ハンディな本機からは想像できないハイレベルなものだ。

毛並みの柔らかさがそのまま伝わってくるようなリアリティに富んだ映像が素晴らしい

夜景もまずまずの落ち着いた映像となった。従来モデルよりも再現性はグンと高くなった

センサーサイズの大型化は広角端の拡大という副産物も生み出した。広角端の焦点距離は“広い!”と感じさせる29.4mm相当を実現。これなら室内や風景撮影を難なくこなせる。しかも、ズームレンズこそ光学10倍のままながらセンサーの高画素化によって、画質の良い「ダイナミックズーム」の倍率を21倍にまで拡大可能とした。撮影時の使いやすさは格段に向上したと言っていいだろう。

レンズバリアはモニターを開いたときのみ連動。占めるときは向かって左側のレバーを使う

GZ-VX895のトップメニュー。Wi-Fi設定やお楽しみ撮影など多彩な設定がここから可能


Wi-Fi機能の設定メニュー。ここから各設定に入っていく
そして注目なのが、前モデルにも搭載されていたWi-Fi機能の進化だ。撮影して記録した映像をスマートフォンなどへ送信する「動画・静止画転送」機能は、これまでの640×480ピクセルから1280×720ピクセルにアップ。iOS搭載機で使われているiFrameでの転送にも対応した。さらに、撮影映像をPCにワイヤレスで自動バックアップしたり、スマートフォンアプリからの操作でスポーツ観戦や記録に活用できる「スコアリング」機能も追加されている。

離れた場所に置いた本機を「ダイレクトモニター」機能を使ってスマホでモニター。録画のON/OFFやズーミング操作ができる。別売のパンクレードルも使える

試合を観戦しながらスコアも任意に入力できる。スコアは1〜3点まで追加可能

INDEXを使ってビデオカメラ内のリストを表示可能。ここから再生もできる

これだけでも十分魅力的なのに、使ってみればその動作はスムーズそのもの! スマートフォンからの遠隔操作ではほとんどタイムラグがないため、撮影チャンスを逃すことがない。ライバル機との比較でもこのスムーズさは群を抜いていた。他社に先駆けてWi-Fi機能を手掛けたメリットが充分活かされた結果と言っていいだろう。また、新たに発売されたパンニング用クレードルにも対応し、撮影範囲がさらに広がったのも見逃せない。

そのほか、撮影時は被写体に応じてカメラが自動的に設定する新「インテリジェントオート」を搭載し、タイムラプス/フレームイン撮影、300fpsの高速撮影などを備える。音声面では自動風切り音カット機能、「K2テクノロジー」記録モードを採用。前モデルで気になっていた部分はほぼ解消し、完成度の高さが際立つ一台となったことは間違いない。

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