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nasneからのダウンロードムーブも可能

【レビュー】録画番組をスマホで視聴、「Twonky Beam」再入門

公開日 2013/02/13 14:23 折原一也
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実際にダウンロードを選択すると、Androidの通知バーにアイコンが表示され、端末に保存される。ダウンロードした番組の再生は、「TwonkyBeam」のアプリ内にある「ダウンロード済み」の中からのみ再生可能で、再生後の操作はストリーミングと共通だ。ちなみに、WOWOWを録画したコピーワンスの番組もダウンロード可能だったが、この場合、オリジナルが消去される。また、DRモードで録画した番組もダウンロード自体は可能だが、再生はできなかった。

ダウンロードムーブでは番組を一度選択し、右側のダウンロードアイコンを選択

すぐにWi-Fiコピーが行われ「ダウンロード済み番組」から再生できるようになる

ちなみにこの組み合わせでは、「BEAM」とダウンロードのマルチタスクには対応しておらず、ダウンロード中に他のタイトル再生を開始すると失敗するので注意して欲しい。

■「nasne」からのダウンロードムーブも成功 − 他機種の互換性はまちまち

さて、今回は「BD-W1200」以外にも各社からの貸出機などを用意し、様々なレコーダー・録画テレビにアクセスし、互換性をテストしてみた。各機種の再生互換性テストの結果は次の通りだ。なお、必ずしも各社とも最新世代の機種というわけではなく、あくまで筆者の自宅環境での結果だ。環境によっては異なる結果になる場合もあるのでご注意頂きたい。

メーカー機種AVC再生DR再生ライブチューナーダウンロードムーブ
シャープBD-W1200×機能なし
SCEnasne
ソニーBDZ-EX3000×
パナソニックDMR-BZT9000××××
東芝BDR-M180××××
東芝REGZA Z7非対応×××
ソフトバンクセレクション録画対応デジタルTVチューナー××××


今回の検証で新たな発見だったのがnasneへの対応だ。従来から対応していたAVC再生、DR再生、ライブチューナーだけでなく、ダウンロードにまで対応していた(なお、DRモードの録画番組もダウンロードはできるが、再生は不可能)。ちなみに、Xperia Zだけでなく筆者手持ちのAndroid端末にTwonky Beamをインストールした場合でも、ダウンロードや再生に成功した。安価に導入できることもあり、スマホ用のチューナー・レコーダーとしてnasne+Twonky Beamは定番の組み合わせとなりそうだ。

nasuneのサーバーからもダウンロードムーブ・再生に対応した

その他のレコーダー・録画TVの対応については、互換性はまちまちの結果となったが、やはりホームページでも正式対応を公表しているソニーの互換性は高いようだ。なお、一部の結果は公表されている動作確認リスト(関連ニュース)と異なるものがあるが、検証は録画モード、持ち出し番組の作成、サーバーの設定、ルータとの配線など様々な条件を試行錯誤した上でのことであるため、繰り返しになるが、あくまでも筆者の環境でのテスト結果として見て欲しい。

2013年のドコモの春モデルとしてフルHD対応を打ち出した「Twonky Beam」だが、現時点では他社端末も含めてインストールが可能だ。他にも今回の記事中では触れていないが、ホームネットワーク上のDLNAレンダラーに番組再生を指示する機能もある。スマートフォンでデジタル放送の録画番組を再生、持ち出し、コントロールまでできるアプリとしてAVファンにおすすめしたい。

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