前機種「HMZ-T1」と比較視聴

【レビュー】着実な進化を遂げたHMD第2弾、ソニー「HMZ-T2」

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ファイル・ウェブ編集部:風間雄介

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2012年09月12日
ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」がついに発表された。昨年のHMZ-T1は発表当初から話題が沸騰し、ソニービルやCEATECなどでの体験デモにも長蛇の列ができた。その後も人気は収まらず、需要に供給が追いつかずに、販売を一時休止する事態まで発生した。

ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」

その話題作の続編であるHMZ-T2にも、当然ながら大きな注目が集まっている。1年を経て登場した第2弾モデルは、どこがどのように進化したのか。HMZ-T2だけでなく、旧モデルのHMZ-T1も同時に試用し、その真価に迫った。

■基本プロフィールをおさらい

まず基本的なプロフィールを見ていこう。製品の構成としてはHMZ-T1とT2は変わらない。頭に装着し、映像を表示するヘッドマウントユニット部と、映像・音声入力や処理などを担当するプロセッサーユニット部に分かれており、そのあいだを1本のケーブルで結んでいる。

プロセッサーユニット部の形状や端子の構成なども前モデルとほぼ同じ。HDMI入力を1系統備え、HDMIパススルー出力に対応した端子も1系統装備している。電源インレットはメガネ型だ。

プロセッサーユニット

それに対してヘッドマウントユニット部は、外観からも判別できる、多くの変更点が加えられている。

まず、パッと見て一番分かりやすい変更点は、T1では据え付けだったヘッドホン部が無くなったことだろう。新たにカナル型イヤホンを付属するという構成に改め、さらにイヤホンを着脱式とすることで、好みのイヤホンやヘッドホンを使えるようにした。

左がHMZ-T2、右がHMZ-T2

前から見た比較、左がHMZ-T1、右がHMZ-T2

今回ヘッドホンを外したことで、外観上もかなりすっきり、スリムになった印象だ。また、様々なヘッドホンの形状に対応する都合上、サイドのフレーム部分を細くし、かつ後方上向きに傾斜するように改めた。

静止画を2枚並べるとそれほど変わっていないという印象を受けるかも知れないが、実際に筐体を2台並べると、その差は一目瞭然。スッキリしたスタイルのT2を見た後だと、T1がややゴテゴテと、重苦しく感じられるのだ。実際のサイズでも、従来の210W×126H×257Dmmから、187W×104H×254Dmmへと小型化された。

質量についても注目したい。ヘッドホンを無くしたこと、また様々な機構やパーツの見直しを行ったことで、本体はT1の420gに対して、T2では330gと、全体で90g(約24%の)軽量化を実現した。90gというとそれほど大きい数字ではないと感じるかもしれないが、これも実際に持ってみると、いかにその効果が大きいかがわかる。T1を持った後にT2を持つと、思わず「軽っ!」という声が洩れてしまったほどだ。頭部に装着するものだけに、この軽量化が、視聴時のストレス軽減に効果を発揮することは言うまでも無い。

装着性が大幅に向上した

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