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“プレミアム”モデルとしてクオリティを磨き込んだ新DIGA「DMR-BZT920」を山之内正がチェック

公開日 2012/06/18 12:00 取材・執筆/山之内 正
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クオリティを中心に本機のパフォーマンスを紹介したが、最後にネットワーク関連の新機能についても触れておこう。実際に使ってみて私が最も便利さを実感したのが、録画番組一覧画面から簡単に呼び出せる「家じゅう録画一覧」機能である。リビング以外の部屋などに複数のDIGAを設置している場合、2008年以降に発売されたお部屋ジャンプリンク対応DIGAであればネットワークを介して最大10台の番組を一覧表示することができるのだ。「お部屋ジャンプリンク」を進化させ、いっそう使いやすくした意味は大きい。

FOCUS! 家じゅう録画一覧
実際に使ってみて最も便利さを実感させられるのが、録画番組一覧画面から簡単に呼び出せる「家じゅう録画一覧」機能。2008年以降発売のお部屋ジャンプリンク対応DIGAであれば一覧表示が可能だ。


さらに、「お部屋ジャンプリンク」機能は複数番組を録画しているときにも放送転送機能を使えるようになり、マルチタスクの使い勝手が今回さらに一段と進化している。

本機の背面部。上位機DMR-BZT9000と同様に3芯ケーブルの装着が可能だ

トリプルチューナー搭載により、狙った番組を録り逃すことはほとんどない

使い手がかなり欲張りな要求をしたとき、ここまでしっかりと応えてくれるBDレコーダーは実はそう多くはない。クオリティの進化とともに、高く評価できるポイントである。



執筆者プロフィール
山之内 正 YAMANOUCHI,Tadashi

神奈川県横浜市出身。東京都立大学理学部卒。在学時は原子物理学を専攻する。出版社勤務を経て、音楽の勉強のためドイツで1年間過ごす。帰国後より、デジタルAVやホームシアター分野の専門誌を中心に執筆。大学在学中よりコントラバス演奏を始め、東京フィルハーモニー交響楽団の吉川英幸氏に師事。現在もアマチュアオーケストラに所属し、定期演奏会も開催する。また年に数回、オペラ鑑賞のためドイツ、オーストリアへ渡航。趣味の枠を越えてクラシック音楽の知識も深く、その視点はオーディオ機器の評論にも反映されている。

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