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独自技術“Tractrixホーン”の魅力とは?

【連載レビュー第1回】音質ファーストインプレッション − クリプシュの歩みと確かな実績

公開日 2011/12/19 12:03 岩井喬
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■3シリーズ29製品と幅広いラインナップを日本市場に投入

この度イーフロンティアによって再上陸を果たしたクリプシュスピーカーは、上位モデルとなる「Reference」、リーズナブルな「Synergy」、薄型テレビと組み合わせたAV環境に最適な「Gallery」の3シリーズ計29製品が展開している。

「Reference」シリーズはペアで50万円を切るフロアスタンド型「RF-7 II」をトップエンドに据えた、リーズナブルなハイエンドシリーズとなっており、Tractrixホーンに取り付けられるトゥイータードライバーにはチタン振動板を採用。ウーファーにはブランドカラーであるブロンズカラーが映える軽くて丈夫なセラメタリック振動板を用いている。

Referenceシリーズ「RF-7 II」

多くのモデルがブラックとチェリーの2色を用意している

「RF-7 II」は25cmダブルウーファーによる2ウェイ3スピーカーモデルで、能率は101dBというスペックを持つ本格派だ。コンパクトなブックシェルフ型やサラウンドに最適なセンター&リアスピーカーのラインナップもウーファー口径やユニット数構成の違う複数のモデルが用意されているので、部屋のサイズや設置スペースによって幅広いチョイスが可能となる。

20cmウーファーを用いた「RF-82 II」「RB-81 II」。16cmウーファーを用いた「RF-62 II」、「RB-61 II」、「RC-64 II」、「RC-62 II」、「RS-62 II」。13cmウーファーを用いた「RF-52 II」、「RB-51 II」、「RC-52 II」、「RS-52 II」。10cmウーファーを用いた「RF-42 II」、「RB-41 II」、「RC-42 II」、「RS-42 II」、「RS-41 II」という、全17モデル構成だ。

Referenceシリーズ ラインナップ

【フロアスタンディング】
・RF-7 II
・RF-82 II
・RF-62 II
・RF-52 II
・RF-42 II

【ブックシェルフ】
・RB-81 II
・RB-61 II
・RB-51 II
・RB-41 II
【センタースピーカー】
・RC-64 II
・RC-62 II
・RC-52 II
・RC-42 II
【サラウンドスピーカー】
・RS-62 II
・RS-52 II
・RS-42 II
・RS-41 II


続くエントリークラスの「Synergy」シリーズは1997年に誕生したコストパフォーマンスの高いラインナップである。

Tractrixホーンのドライバーがアルミ振動板仕様で、リニア・トラベル・サスペンションを搭載し、スムーズな前後運動によって歪みの少ない高音再生が可能になっているという。ウーファーはシルバーカラーの防磁IMGコーン仕様だ。

Synergyシリーズ「F30」

「B20」と「C10」を組み合わせたところ

フロア型の「F-30」(20cmダブルウーファー)、「F-20」(16cmダブルウーファー)、「F-10」(16cmシングルウーファー)。ブックシェルフ型の「B-20」(小型径高域ドライバー、13cmウーファー)、センター用「C-20」(13cmダブルウーファー)、「C-10」(小型径高域ドライバー、10cmダブルウーファー)。サラウンド用「S-20」(ダブルホーン、13cmウーファー)、「S-10」(小型径高域ダブルドライバー、10cmウーファー)の8モデルから成る。

Synergyシリーズ ラインナップ

【フロアスタンディング】
・F-30
・F-20
・F-10

【ブックシェルフ】
・B-20
【センタースピーカー】
・C-20
・C-10
【サラウンドスピーカー】
・S-20
・S-10


そして薄型モデルの「Gallery」シリーズはTractrixホーン・トゥイーターと薄型のIMGウーファーを組み合わせたラインナップだ。

Galleryシリーズは薄型テレビなどと組み合わせての使用を強く意識

ほぼ全モデルが縦置き/横置きどちらにも対応

サウンドバー「G-42」は1本でL/C/Rを再生でき、フラットパネルスピーカー「G-28」、「G-16」、「G-12」は縦型・横型どちらでも対応し、サラウンド用としても活用できる。

Galleryシリーズ ラインナップ

【サウンドバー】
・G-42

【フラットパネル・スピーカー】
・G-28
・G-16
・G-12


詳細な試聴は次回以降に紹介しようと思うが、「Reference」シリーズのファーストインプレッションを軽く触れておこう。再上陸前の「Reference」“I”シリーズと比べ、鋭く鮮烈だった高域が程良く丸まったという感触で、“I”シリーズがどちらかといえばロックやポップス向きだった傾向が、今回の“II”シリーズとなって、どんなジャンルのソースでもバランスよく馴染むサウンドに変貌したようだ。

ただし、ホーン型ならではの立ち上がり良い優れた定位感を味わえる高域の音色は健在で、女性ボーカルの鮮やかで艶のある浮き立ち感は魅力溢れるものであった。能率の高さを生かし、様々なアンプと組み合わせることができるというメリットも非常にユーザーライクなポイントだ。特にトップ機でも手軽な価格帯に収まっているというコストパフォーマンスの高さが最大の魅力といえるだろう。


【次回予告】トップエンド「RF-7 II」を中心にReferenceシリーズを詳細レポート!2012年1月更新予定!
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