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林正儀イチオシのブルーレイ3Dタイトル紹介

「明るく高画質な3D」をホームシアターで楽しもう − ナルニア&ガリバーをエプソン新“ドリーミオ”で見る

公開日 2011/11/22 12:00 レポート/林正儀
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驚くほどの3D映像とサラウンドの情報量〜主人公たちとともに冒険の旅へ



『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』
4枚組3D・2Dブルーレイ&DVD&デジタルコピー〔初回生産限定〕 /¥5,990(税込) ・発売中
発売・販売元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

(C)2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.


『ナルニア国物語』は、筆者が特にお気に入りのファンターアドベンチャー・シリーズだ。今回紹介する「第3章」でも、瑞々しく透明感のあるフィルム映像が素晴らしい。シリーズ初の“3D化”によって、まるで主人公たちと一緒に冒険しているかのような臨場感が、いっそう高まっている。本作はナルニアのファンのみならず、全てのアドベンチャーファン、映画ファンにぜひ“3D”で楽しんでもらいたい。


筆者が特にお気に入りという『ナルニア国物語』が初の3D化を実現した“第3章”
それでは本作品の3D視聴をスタートしよう。まずは部屋の壁に飾られた絵の中からどっと水があふれて、主人公たちがナルニアの物語の世界に引き込まれてしまう「チャプター2」のシーンが見所だ。3D映像は思いきり飛び出した立体効果を持たせているが、精細度が高くCGでこれだけ自然な3Dであれば実写風景との違和感もない。ここでもまたエプソン“ドリーミオ”高機能により、製作者が“狙った通り”であろう、迫力ある3D映像が再現される。サラウンドはぶ厚い管弦楽によるトラックで、ワクワクする冒険の始まりを演出する。


CGキャラクターの細かな毛並みなど、3Dで見ると立体感がひときわ高まる ※写真は2D版の場面カットになります
「チャプター8」の海の上のシーンでは、カスピアン王が冒険のために作った「朝びらき丸」の、美しい紫の帆や大きく突き出た龍の彫り物など、惚れ惚れするほど精密で立体的な映像にも感心する。船がまっすぐこちらに向かってくるシーンでは、先端が視聴者の側にどんどんと迫り来る迫力ある映像が必見だ。これはぜひプロジェクターと大画面スクリーンで味わいたいところ。海のシーンではとくに背景の夕焼けや夜景、嵐などのコントラストが3D映像でも実に鮮やかに見られる。これはまさに「ナルニア+ドリーミオ」のタッグによる効果であると言えよう。

「朝びらき丸」の航海。3D映像で迫ってくる船のリアリティが圧巻! ※写真は2D版の場面カットになります

迫力のアクションシーンの紹介が続いたが、今度は「チャプター9」の静寂な一場面。主人公のルーシーが物語のカギを握る“本”を開くと、まわりに沢山の雪が静かに降りはじめる場面の3D映像とサラウンドが、筆者オススメのシーンだ。ふんわりと降り積もっていく雪の柔らかさや、天井の高いサラウンド感に包まれながら、実にファンタスティックな世界観を満喫することができる。バックに流れるナルニアのテーマ曲にもジーンと熱い気持ちにさせられる。

筆者が最もオススメする“本”のシーン。ふわふわと積もる雪に主人公が包まれていく美しい情景はぜひ3Dで楽しみたい ※写真は2D版の場面カットになります

今回の“第3章”で最も際立っているキャラクターといえば、空飛ぶドラゴンであろう。このドラゴンの正体、実は従兄弟のユースチスで、黄金に輝くウロコやしなやかな丸みを持ったボディの質感は、3Dだからこそリアルに表現されるものがある。ドラゴンの登場シーンでは、地上や海面に映る影のシャープな映像と、重厚感あふれるサラウンドの音で、不気味な飛行体が徐々に近づいてくる緊張感たっぷりの演出が楽しめる。

ドラゴンのウロコや丸みを帯びた筋肉など、3Dで生々しく伝わってくる ※写真は2D版の場面カットになります

そして本作品の3D映像とサラウンド効果を総動員した、最大のハイライトといえるのが「チャプター22」の、おぞましい姿をした巨大海獣との戦闘シーンである。船のマストから見下ろすとそこには荒れ狂う海が…。3Dで見ると、その遠近感がさらにコワさを増して迫ってくる。

嵐の闇の中での戦闘シーンなので、映像の色調は暗めであるが、“ドリーミオ”の明るい3D映像により、画面の隅々までしっかりと描き出される。海獣の不気味な姿は、ウロコや口の中の粘液までもがリアルだ。ソフトの高画質とプロジェクターの優れた再現力によるコラボがここでも真価を発揮する。

ドラコンも戦闘に加わるバトルシーンでは、重低音がさらにグンと深く沈みこむ印象。フルパワーの重厚なサラウンドと緻密な映像とが、まさに一体となって臨場感が最高潮に到達した!ルーシーが放つ鮮烈な赤い色の矢が、鋭い軌跡を描きながら海獣を貫くシーンは、本年視聴してきた3D映像の中でもトップクラスの出来映えだと言える。


「3Dでしか見ることのできない世界」がある

今年の3Dタイトルの中で、特に注目の2大アドベンチャー大作をたっぷり味わってみたが、やはり3D映像とサラウンドのスケール、臨場感がひと味違うことを実感できた。両作品ともに、ただ飛び出すだけの3D映像でなく、深い奥行表現を加えて、幾層にも重なりあう映像が表現する人物や物体のリアリティをさらに高めながら、スクリーンに表現しているのだ。ハイレベルな3D撮影のノウハウも随所に活かされており、「3Dでしか見ることのできない世界」が、確かにそこにある。

今回筆者が『ガリバー』『ナルニア』の両作品でオススメしたシーン以外にも、3D映像+サラウンドの醍醐味が実感できる場面は他にもたくさんある。ぜひエプソン“ドリーミオ”の「明るい3D」で、これまで味わうことのできなかった、映画世界への深い没入感を体験してみて欲しい。



レビュー:林 正儀
福岡県出身。工学院大学で電子工学を専攻。その後、電機メーカー勤務を経て、技術 系高校の教師というキャリアを持つ。現在、日本工学院専門学校の講師で、音響・ホー ムシアターの授業を受け持つ。教鞭をとっている経験から、初心者向けに難しい話題 をやさしく説明するテクニックには特に定評がある。

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