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話題の最上位BA型イヤホンも発売

TDK Life on Record“プレミアムシリーズ”開発者に聞く − ヘッドホン&イヤホンの「音づくり」の秘密

公開日 2011/11/21 18:51 ファイル・ウェブ編集部
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バランスド・アーマチュア方式のフラグシップイヤホン「TH-ECBA200BBK」

− “プレミアムシリーズ”に初めてバランスド・アーマチュア方式のイヤホンが加わりましたが、その中でも最上位のモデルとして注目を浴びている「TH-ECBA200BBK」の特徴を教えてください。


デュアルドライバーを搭載したバランスド・アーマチュア方式の最上位モデル「TH-ECBA200BBK」
ジョン:本機は“プレミアムシリーズ”の中でも、極限まで忠実な音楽再現性を求める方たちのためにつくられたイヤホンです。他の製品からは得られない、上質なサウンドと快適な使い心地、贅沢なクラフトマンシップは、熱心な音楽ファンやオーディオマニアだけでなく、多くの方々のリスニング体験を向上させるでしょう。

本体には高域用と低域用にそれぞれ1基ずつ、バランスド・アーマチュア型のドライバーを搭載していますが、それぞれにプロフェッショナル・グレードの音質を備えており、音の解像感や鮮度が高く、暖かなボーカルの再現力、豊かな低域再生を特徴としています。あらゆるジャンルの音楽を、どのボリュームレベルで再生しても、心地よく聴くことのできるイヤホンです。

また、独自の「インピーダンス・スタビライザー回路」を備えたことによって、入力インピーダンスの変動を最小に抑えながら、いつでも安定した音楽再生を可能にしています。他の複数ドライバーを搭載したバランスド・アーマチュア方式のイヤホンの中には、接続したアンプやプレーヤーの性能やパワーによって、異なる鳴り方をしてしまうものもあると思いますが、本機ではこの「インピーダンス・スタビライザー回路」の効果により、様々な機器との組み合わせても、常時均一なパフォーマンスが得られることも大きな特徴のひとつです。

本体ケーブルに「インピーダンス・スタビライザー回路」を搭載している

クリス:ケーブルは耳にループ掛けした時にも、快適に装着できるよう軽量設計にもこだわりました。イヤホン本体の構造も、装着感をより良くするために人間工学に基づいたデザインを採用し、遮音性も高めています。

本体からのケーブルは52cm、延長用に75cmのケーブルも付属していますので、使う方の好みに合わせて長さが調整できます。イヤーチップもComplyの低反発素材を用いたものと、シリコンのダブルフランジのチップを合わせて同梱していますので、装着感や遮音性で選び分けていただけます。

本体のケーブルは52cm。付属の75cmの延長ケーブルを足して、約1.3m弱のケーブル長になる

低反発フォーム素材のComplyイヤーチップが2サイズと、ダブルフランジ型のシリコンイヤーピースが2サイズ付属する

外観も艶のあるスタイリッシュなデザインに仕上げ、サウンドのクオリティと同等にフラグシップモデルならではのこだわりを持たせています。

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