実売10,000円台のクオリティとは?

音質×設置性×価格で選ぶPCスピーカー6選 − 新人記者がホンネでレポート

編集部:杉浦 みな子

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2011年05月12日
業界歴半年の記者、10,000円台スピーカーのクオリティに挑む

「D/Aコンバーターって何?」…半年前、音元出版に入社した記者の口から出た独り言だ。なにかDとAをコンバートするらしいことはわかったが、それが「Digital」と「Analog」を指すとは知らなかった。まだ駆け出しなので、家にオーディオルームを作るなど夢のまた夢。自宅での音楽鑑賞は「四畳半の畳部屋のPCで、iTunesの再生がメイン」というしがない生活だ。しかも半年前までDACの存在すら知らなかったくらいなので、「PC用にスピーカーを買う」などという発想もなかった。だがこの業界に足を踏み入れたことから心機一転、今の自分に実現できる豊かな音楽鑑賞ライフのためにPCスピーカーを購入しようと決意した。だがご存じの通り、PCスピーカーは種類が多すぎるし、どの価格帯を選ぶべきか、目安の検討すらつかない。

そんな中、以前当サイトで「PC用スピーカーにいくらまで出せる?」という読者投票を行ってみたら、回答項目の上限である4万円以上と答えた人が37%を占めて1位だった(結果はこちら)。「よ、4万円以上か…」と怯みながらも、ここで記者は「〜10,000円まで」の回答がランキング2位に入っていたことが気になったのだ。

お金に糸目をつけなければ、満足のいく音質をいくらでも求められるだろうが、比較的手の届きやすい10,000円ラインの製品だと、どれくらいのクオリティが味わえるのだろう。記者のような業界歴半年の人間でも実感できるものなのだろうか、という興味を頂いた。

そこで、さっそく実売10,000円台の2chアクティブスピーカーをピックアップ。サブウーファーや周辺機器を使用せずシンプルに試聴してみることにした。ついでに設置性などもシビアに確かめたいと、記者のプライベートな机の状態を再現して、6機種をひたすら聴いてみた。


<試聴した6機種はこちら>(※クリックでレビューページに飛びます)
オラソニック「TW-S7」¥OPEN(市場想定価格10,800円前後)
オーディオテクニカ「AT-SP151」¥12,600(税込)
ソニー「SRS-Z100」¥12,390(税込)
ボーズ「Companion 2 Series II multimedia speaker system」¥12,600(税込)
オンキヨー「GX-70HD」¥OPEN(市場想定価格13,000円前後)
ロジクール「Z520」¥OPEN(直販サイト価格12,800円・税込)


<試聴ソースはこちら>
THE CURE 『Trap』(AIFFファイル/44.1kHz/16bit)
 アルバム「Wild Mood Swings」より
JACQUES LOUSSIER 『主よ、人の望みの喜びよ』(Appleロスレス/44.1kHz/16bit)
 アルバム「THE BEST OF PLAY BACH」より
Aphex twin 『4』『Girl/Boy Song』『Inkey$』(AACファイル/44.1kHz/16bit)
 アルバム「Richard D.James Album」より

何せまだ記者は、リファレンスにどんな音楽が適しているかもわからないし、専門用語もおぼつかない。格好良いレビューは潔く諦め、ここは堂々と、自分の好きな曲を聴いて、感じたことを率直に綴ってみよう! …というわけでまずは、設置性が良さそうな小型モデルからスタートだ。

記者のプライベート空間をさらけ出しつつ試聴開始

「控えめに言って“衝撃の音”」− オラソニック、オーディオテクニカの小型モデル

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