機能一覧表で両機の違いが丸わかり

BDレコーダー春夏モデル速攻比較! − パナソニック「DMR-BW850」 VS ソニー「BDZ-A950」

折原一也

前のページ 1 2 次のページ

2009年03月26日
既報の通り、本日、ソニーが2009年のBDレコーダー最新モデルとして、「BDZ-A950」「BDZ-A750」2モデルを発表した。2009春夏商戦に向けたBDレコーダー新モデルでは、今年2月にパナソニック“DIGA”「DMR-BW950/850/750」が発売されており、BDレコーダー市場を牽引してきた古参の2メーカーの春モデルが出そろったことになる。

今回は発表されたばかりのソニー「BDZ-A950」、パナソニック「DMR-BW850」の仕様を比較してみた。両機は予想実売価格がほぼ同じ17万円前後で、HDD容量も500GBと同じ。市場でもライバル機として直接対決することになるだろう。

パナソニック「DMR-BW850」

ソニー「BDZ-A950」

なお、パナソニックのDMR-BW950/BW850/BW750は、HDD容量や細かな仕様の違いを除けば機能はほとんど同じ。また、ソニーの新Aシリーズも、A950とA750は基本的にHDD容量の違いしかない。つまり、下記で紹介する機能比較は、ほとんどの項目で「DIGA春夏モデル VS ソニー新Aシリーズ」としてご覧いただくことができる。また、比較をしながら、BDレコーダーの最新トレンドもあわせてチェックしていこう。

●レコーダーとしての基本性能はマイナーチェンジ中心 − DMR-BW850が優位

BDレコーダーとしての基本スペックは、パナソニックはフルラインナップの更新、ソニーは3つあるシリーズのうち多機能を特徴とした”A”ラインの更新のみという違いこそあるもの、基本的に2008年秋冬モデルからのマイナーチェンジとなる。

両機種ともにデジタルダブル録画に1系統のAVC録画が可能で、BDへの最長録画時間は、「HLモード」の高画質ぶりで名を馳せたDMR-BW850が一歩上回る。DVDにHD画質で保存できる”AVC Rec”もDMR-BW850のみが対応する。さらにBD-ROMのBONUS VIEWやBD-LIVEにも対応と、どちらも最新の規格までフォローしている。

●録画機能は両機肉薄 − ソニーは新たにデジタル放送のプレイリストムーブ対応

レコーダーとしての録画・再生機能は、従来からの傾向としてパナソニックのDMR-BW850は初心者重視、ソニーのBDZ-A950は録画ファン向けという傾向を引き継いでいる。これを踏まえ、特徴的な機能と変更点をチェックしていこう。

DMR-BW850の特徴は、最大19ch表示の広大な番組表とシンプルな録画の操作性にある。2008年秋冬モデルより「録画一覧」でジャンル別の分類表示が行え、2番組同時録画をしている場合でも、「Wオートチャプター」により両番組同時にCM前後のチャプターを自動で入れてくれる。さらに、「チャプター一覧」画面から不要なチャプターを選択して消去できるようにするなど、録画ファン向けの機能も充実させた。

BDZ-A950は、ソニー機の伝統になった「x-おまかせ・まる録」や非常に扱いやすい「気になる検索」、再生には「ダイジェスト再生」、「おまかせチャプター」と、利用スタイルにまで一歩踏み込んだ録画・再生機能を満載している。BDZ-A950からの新機能として、従来からあった「プレイリスト」を利用して、デジタル放送を録画した複数の番組から一部分をプレイリストに登録し、ダビングできるようになった。この改善は、編集重視ユーザーとして筆者が切望してきた機能だけに歓迎したい。

●ソニーの「おでかけ」とパナソニックの「ワンセグ」で分かれる機器連携

外部機器との連携は、DMR-BW850、BDZ-A950ともにUSB端子を搭載し、AVCHDカム、デジカメの両方に対応、対応可能機種についても、基本的にどちらも他メーカーも含めた互換性を重視している。DMR-BW850はSDカードを直接挿入可能、BDZ-A950はUSB端子が前後1系統ずつの2系統とコンセプトには違いも見られ、利用スタイルによって接続性の評価は分かれそうだ。

ビデオカメラへの対応では、ソニーはHDV/DV対応。一方のパナソニックはDV対応だが、非公式ながらHDV取り込みに対応している。このほかパナソニックのDMR-BW850はi.Link端子でHDD内蔵のVIERA、DIGAシリーズ旧機種、D-VHSなどと接続でき、機器連携にも役立つ。写真機能については”デジカメ写真ネット共有”対応のDMR-BW850を取るか、「x-Pict Story HD」「x-ScrapBook」とBDZ-A950ビジュアル重視の再生機能を取るかの選択となる。

また録画した番組の外出先での視聴は、PSP・ウォークマンなどに持ち出せるソニーの「おでかけ・おかえり転送」に対し、DMR-BW850が「ワンセグ持ち出し」で追随した。DMR-BW850の「ワンセグ持ち出し」はSDメモリーカードへの転送となり、対応機種はワンセグ携帯電話全般が対象になる。映像クオリティや地デジ以外いも対応していることではBDZ-A950の「おでかけ・おかえり転送」に分があるものの、DIGAの対応機種が多いことを考えると、手軽に外出先で視聴できる利便性ではほぼ互角だ。

●DIGAに続きソニーも「アクトビラ ビデオ・ダウンロード」対応

ネットワーク機能では、DMR-BW850が映像配信「アクトビラ ビデオ」対応で一歩先行していたが、BDZ-A950も同じ機能を新たに搭載。どちらも高画質な番組を視聴できるダウンロード対応で、かつHDDからBDへのバックアップも可能だ。ただし、BDZ-A950はセルスルーで購入したバックアップ回数を1回使用して「おでかけ転送」し、PSP・ウォークマンに持ち出す機能もあり使い勝手では一歩上回る。

また、DMR-BW850は「YouTube」にも対応しており、テレビで気軽にネット動画を視聴できる。このあたりは利用スタイルや好みに応じて選択しよう。

DLNAのホームサーバー、外出先からの録画予約といったネットワーク機能は、どちらも旧機種から引き続き対応する。これらのネットワーク機能は、対応機器が一気に広がっている背景もあり、そろそろ活躍の機会が増えてくるのではないだろうか。

さて、次ページではいよいよ、両機の機能が一目でわかる比較表をご覧いただこう。

パナソニック「DMR-BW850」 VS ソニー「BDZ-A950」機能比較表

前のページ 1 2 次のページ

関連記事