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搭載モデルは2022年第3四半期より順次発売

クアルコム、スマートフォン向け新SoC「Snapdragon 6 Gen 1」「Snapdragon 4 Gen 1」を発表

公開日 2022/09/08 09:30 編集部:伴 修二郎
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クアルコムは、スマートフォン用の新たなSoC「Snapdragon 6 Gen 1」「Snapdragon 4 Gen 1」を発表した。搭載モデルの登場は、Snapdragon 6 Gen 1が2023年第1四半期、Snapdragon 4 Gen 1が2022年第3四半期の発売が見込まれる。

「Snapdragon 6 Gen 1」「Snapdragon 4 Gen 1」

「Snapdragon 6 Gen 1」では、1度に3台のカメラからの画像情報を取り込めるTriple ISP(トリプルイメージシグナルプロセッサ)を搭載。最大200MPの写真撮影をサポート、またシリーズで初めてスタッガードHDRイメージセンサーに対応し、動画のキャプチャも可能となる。

第7世代「Qualcomm AIエンジン」を搭載。AIベースのアクティビティトラッキングなど、前世代「Snapdragon 695 5G」と比較して最大3倍のAIパフォーマンスを実現するとしている。

また、最大35%向上したのグラフィックスレンダリングや、最大40%向上の高速処理によってゲーム機能も強化。HDRゲームに対し、60fps超の滑らかかつ高品質なビジュアル表示とリアルタイム応答を可能にするとアピールする。

「Snapdragon X62 5G Modem-RF System」を搭載し、3GPP Release 16 5Gに対応。5G ダウンロード速度は最大2.9Gbpsをサポートする。さらに「Qualcomm FastConnect 6700」に対応し、Wi-Fi 6E(2×2)にシリーズ初対応する。

「Snapdragon 4 Gen 1」は4シリーズ初となる6nmプロセス製造のSoC。前世代比較で、CPUは最大15%、GPUは最大10%の性能向上が図られており、マルチ処理をスムーズに行うことができ、より没入型のコンテンツが楽しめるとする。

Triple ISPの搭載に加え、マルチフレームノイズリダクションもサポート。最大108MPまでの鮮明な写真撮影が可能としている。

また、「Qualcomm AIエンジン」を搭載し、シームレスな操作感や、音声アシスタントの素早いサポートを実現。エコーやバックグランドノイズ抑制によるクリアな通話も可能だという。

そのほか、モデムは「Snapdragon X51 5GモデムRF System」を採用し、5Gダウンロード速度は最大2.5Gbpsに高速化。「FastConnect 6200」によりWi-Fi(2×2)にも対応する。

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