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ワイヤレスも規格統一を強制か

EU、電子機器にUSB-C採用を義務づける法律を2024年秋に施行。iPhoneやAirPodsも対象【Gadget Gate】

2022/06/08 Kiyoshi Tane
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欧州連合(EU)は、2024年秋までにスマートフォンやノートPC等の家電製品につき、充電機器の規格をUSB-Cに統一することで合意に達した。将来的にアップルのiPhoneやAirPodsも、(有線の充電端子を搭載する限りは)USB-Cの搭載を義務づけられることになる。


欧州議会の域内市場・消費者保護委員会はプレスリリースで、2024年秋までに多くの家電製品で、USB-Cを共通の充電ポートにする法律「無線機器指令」を導入することで合意に達したと発表した。

この法律により、EU域内で販売するすべての家電メーカーは今後、新型スマートフォンやタブレット、ノートPCやデジタルカメラ、ワイヤレスイヤホンから携帯ゲーム機に至るまで、USB-Cポートの搭載が強制されることになる。もっとも、スマートウォッチやヘルストラッカーなど、USB-Cポートを載せるには小さすぎるデバイスは対象外とされている。

この「USB-C統一法」は世界初となり、特にアップルは多くの機器で独自のLightningポートを採用しているため、影響は大きいと思われる。

数年前からEUでは充電ポート統一をめざす動きが続いており、2020年1月には欧州議会で議論が開始。このときアップルは「技術革新を抑制する」との反対声明を出していたが、ブレーキが掛けられなかった格好だ。

さらにEUは、ワイヤレス充電についても規格をよりオープンなものとし、相互運用性基準を満たす(規格を統一する)よう強制する法律に取り組む方針も表明している。アップルのiPhoneやAirPodsのMagSafe充電システムは、一応は標準のQi規格に基づいているため、規制の対象となるかどうかは不明だ。

この法律を施行するためには、欧州議会と欧州理事会の承認を得る必要があるが、承認はほぼ確実と見られている。EUの官報に掲載されてから20日後に発効し、24ヵ月後に新製品に適用される見通しだ。

有名アナリストMing-Chi Kuo氏やBloombergのMark Gurman記者はともに、来年のiPhone 15(仮)世代でUSB-Cに切り替えるとの予想を述べていた。今年のiPhone 14(仮)シリーズが「最後のLightning搭載iPhone」となるのかもしれない。

Source:European Parliament
via:MacRumors



※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。

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