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新たな通信規格を推進

シャープ、次世代通信方式5Gに適合する特許495件の利用許諾を宣言

公開日 2018/03/30 12:55 編集部:成藤正宣
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シャープは、次世代移動通信規格である「5G NR」の標準仕様の初版に適合する特許ファミリー495件について、公正、合理的かつ平等な条件で利用を許諾する用意があることを欧州通信標準化機構ETSIに宣言、ETSIの公式サイトに掲載されたことをアナウンスした。


第5世代の移動通信規格「5G」は、改良された4Gの技術仕様4+5G独自の技術仕様で構成されるもので、5G NRは5Gの要求条件を満たすために移動通信の標準化団体3GPPが5G独自に規定する無線仕様。

今回同社が利用許諾宣言を行ったのは、初版仕様で策定された「超高速・大容量データ通信を実現する“eMBB(Enhanced Mobile Broadband)”と一部の低遅延機能」に関連する特許ファミリー。 通信規格の標準仕様に適合する特許を有する企業・団体は、 各国の標準化団体に当該特許の許諾条件を公表することが義務づけられており、 今回の宣言はこれに対応したものとなる。

5Gの通信システムは、より高速な通信速度、低遅延、同時接続という特徴から、8K/4K伝送をはじめとして社会/産業発展の基盤としての役割が期待されている。

同社では、「当社が優位性を有する5G技術を有効に活用し、 2017〜2019年度 中期経営計画において標榜した事業ビジョン『8KとAIoTで世界を変える』の実現に向けたトランスフォーメーションの加速を確かなものとしていく」としている。

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