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有村架純さん、菜々緒さんも浴衣姿で登場

IoTサービス「au HOME」はGoogleアシスタント連携で「大化けする」。KDDI社長がアピール

公開日 2017/05/30 17:13 編集部:川田菜月
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KDDI、沖縄セルラーは、2017年夏の新製品発表会を開催。「Xperia XZs」「Galaxy S8シリーズ」のほか、auオリジナルモデル「TORQUE」「Qua phone」などを展開する。発表会では同社代表取締役社長・田中孝司氏が登壇。“生活をより豊かにする”施策として、Googleアシスタントとの連携推進やIoTサービス「au HOME」を発表した。

2017年夏の新製品発表会を開催

夏の新モデルは合計9機種。スマートフォン「Xperia XZs」「Galaxy S8シリーズ」「AQUOS R」「HTC U11」、auオリジナルモデルの「TORQUE」「Qua phone」の7機種と、auオリジナルの4G ケータイ「MARVERA」「かんたんケータイ」の2機種をラインナップする。

スマホ7機種、ケータイ2機種の合計9機種をラインナップ

auオリジナルの防水防塵・耐衝撃「TORQUE」

田中氏は2017年のテーマを「やってみよう」とチャレンジの年であるとしており、「スマホの普及にともなって、ドキドキするものがなくなってきているように感じる」とし、auでは“生活を豊かにする”新たな取り組みを推進していきたいと語った。

同社代表取締役社長・田中孝司氏

「やってみよう」をテーマにチャレンジする年だという

同社は2016年2月に「au ライフデザイン戦略」を発表し、電気・金融・物販・決済など、通信事業に加えて日常を支える各サービスを展開。これらの事業をもう一つの大きな柱と位置づけており、「毎日がより便利により楽しくなるよう、お客さま一人一人の『生活体験』を高めていけるよう、さらに力を入れていきたい」とし、今回“家での生活体験”を高める新サービスとして、auひかり利用者を対象としたIoTサービス「au HOME」を発表した。

“家での生活体験”を高めることを目的とする

IoTサービス「au HOME」を7月下旬から開始

au HOMEは、自宅に設置したセンサーやネットワークカメラなどのIoT対応デバイスを専用の無線通信アダプタを使用して連携させ、外出先から専用アプリを使ってスマホ上で自宅の状況確認や家電の音声操作が可能となる。

専用の無線通信アダプタを使用して連携

専用アプリを用意。音声で外出先からでも自宅内の家電など操作が可能となる

田中氏は「キャリアであるauがやるからには、トータルでサポートすべきと考えている」と説明。固定回線、スマホと両方提供していること通信事業企業だからこそ出来る自宅での新たな体験を提供したいとし、「安価・手軽」に「体験価値(発見)」ができる「誰でも手軽に始められるホームIoT」を目指すとしてる。

手軽に始められるホームIoTサービスを目指す

外出時に自宅の施錠状況を確認できる「鍵 開閉状況センサー」や、自宅内の様子を見たりテレビ電話のように会話ができる「ネットワークカメラ」など、様々なデバイスを用意。「auでんき」の電気使用料を家電ごとにチェックできる「スマートプラグ」や、「マルチセンサー」を使って自宅内の家電をスマホ上でコントロールすることなども可能になるという。

秋以降、auでんき利用者であればスマートプラグを使用することで各家電毎の電気使用料を確認できる

ネットワークカメラと連携して室内の様子を確認

7月下旬からのサービス開始を予定しており、基本利用料は月額490円となる。複数デバイスを連携しても基本利用料は変わらない。月額980円で「マルチセンサー 01」「ネットワークカメラ 01」を同梱するセットプランも用意する。現時点で使用回線はauひかりのみとなるが、順次拡大する予定とのこと。

基本利用料は月額490円。対応デバイスは別途有料となるが、いくつ使用しても基本料金は変わらない

対応デバイスはauウォレットマーケットで購入可能。サービス開始と同時に発売される製品は「鍵 開閉状況センサー」「ネットワークカメラ」「マルチセンサー」「開閉センサー」の4つ。その他「スマートプラグ」などは順次発売する予定とのこと。専門家による訪問・設置サービス(別途有料)やコールセンターによるアフターサポートも用意する。

「鍵 開閉状況センサー」「ネットワークカメラ」「マルチセンサー」「開閉センサー」の4製品がサービス開始と同時に発売

他にも対応デバイスを随時展開する予定

当日ゲストとして、Google社の「Googleアシスタント」プロダクトマネジメントディレクター・Steve Cheng氏が登壇。KDDIとのパートナシップを強調し、au HOMEとGoogleアシスタント機能の連携によって新たな“体験価値”を提供できると自信を見せた。具体的な連携方法や開始時期については未定とのことだが、田中氏も「au HOMEにとって『音声』はキーになる部分と考えている」とし、Googleアシスタントとの連携によって「一緒になることで大化けするのではないかと思う」と今後の展開に自信を見せた。

Googleプロダクトマネジメントディレクター・Steve Cheng氏が登壇(右)

「Googleアシスタント」との連携強化を図る

そもそも日本における音声アシスタント機能はまだ広く普及していないが、今後の需要をどの程度見込んでいるのか?という質問には、「従来は機械的で不自然さを感じる部分があったと思う。Googleアシスタント機能は音声認識の性能が向上しており、AIと組み合わさってかなり自然に使えるようになっているので、日本でも広まるのでは?と考えている。チャレンジしていきたい」と語った。

「チャレンジしていきたい」と力強くコメント

また、先日のdocomoの料金プラン「docomo with」の発表を受け、auオリジナルスマホと料金が紐付いたプランなど今後の料金体系について聞かれると、「auとしても料金プランの大きな変革は考えている」とコメント。時期は決まっていないが、検討しているとのことだ。

au夏のテーマは「英雄だけの夏」。三太郎シリーズの新CMを披露

発表会後半にはゲストとして、同社のCM「三太郎シリーズ」に出演する、かぐや姫役・有村架純さんと乙姫役・菜々緒さんが登場。

かぐや姫役・有村架純さんと乙姫役・菜々緒さんが登場

夏のテーマは「英雄だけの夏」

夏モデル発表会ということで、浴衣姿で登場した二人。子供の頃の夏の思い出は?という質問に、有村さんは「学生時代、初めて浴衣で夏祭りに行った際、気付いたらどんどん着崩れてしまって…(笑)」とコメント。菜々緒さんも“浴衣でのハプニング”と題し、出先で帯が外れてしまったことがあるとエピソードを語った。

夏らしくヨーヨーすくいにチャレンジ

菜々緒さんの勝利!

最後に、有村さんは「三太郎シリーズは愛されるCMになっていて、これからも熱い展開を楽しみにしてもらえたら」とコメント。菜々緒さんは「本当にいつも笑いの耐えない現場。これからも新しくて楽しいCMを作っていきたいと思います」と語った。


また田中氏は、夏のテーマ「英雄だけの夏」について、「auユーザーが得をするような贔屓した施策を打っていきたい」とし、「期待していてください」と力強くコメントした。

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