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『舞いあがれ!』脚本家の作品

阪神・淡路大震災から28年、ドラマ『心の傷を癒すということ スペシャル版』再放送

公開日 2023/01/17 11:55 PHILE WEB
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1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から28年となった今日、NHKのドラマ『心の傷を癒すということ スペシャル版』が、午後11時45分より関西方面に向け再放送される。放送後2週間、NHKプラスでの見逃し配信でも閲覧可能。NHKのサイトに記載された情報から、このドラマについて紹介したい。

『心の傷を癒すということ』は、NHKの朝ドラ『舞いあがれ!』の桑原亮子氏が脚本を手がけ、初回2020年1月18日から全4回にわたり放送された1話50分のドラマ。『心の傷を癒すということ スペシャル版』は、放送時間1時間50分の再編集バージョンで、2020年3月1日に放送されたもの。今夜再放送されるのは、スペシャル版の方である。

ドラマは、阪神・淡路大震災発生時に被災者の心のケアに奔走した実在の人物、精神科医の安克昌氏の物語。自ら被災しながらも、多くの被災者の声に耳を傾け、心の痛みを共に感じ、寄り添い続けたという安氏、震災後の心のケアの実践に道筋をつけ、日本におけるPTSD(心的外傷後ストレス障害)研究の先駆者となったという。

在日韓国人として生まれ、志半ばでこの世を去ったという安克昌氏。険しい道を共に歩んだ妻との「夫婦の絆」と、彼が寄り添い続けた人々との「心の絆」がこのドラマで描かれている。遺族関係者への取材から得た事実を元に、人の心の傷に寄り添い続けた精神科医の物語として大胆に再構成し、人物や団体名改称した上でのフィクションである。

『舞いあがれ!』の放送開始当時、その脚本を手がける桑原亮子氏に対して、“あの『心の傷を癒すということ』の脚本家が書いた”との期待の声がSNS上で頻繁に上がるほど、人々にインパクトを残した作品。今日の“この日”に思いを致すきっかけともなる、深い物語に目を向けてみたい。

『心の傷を癒すということ スペシャル版』再放送
放送日時:1月17日(火)午後11時45分から翌1時35分〈総合・関西〉
出演:柄本佑、尾野真千子ほか
脚本:桑原亮子

※放送予定は変更になる場合あり

放送後2週間、NHKプラスで見逃し配信あり

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