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「新たに生まれ変わった作品」

ウォン・カーウァイ監督の4Kレストア、『恋する惑星』など5作品が発表。アスペクト比も意図通り、5.1ch化も

公開日 2022/04/01 08:00 編集部:杉山康介
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香港の映画監督ウォン・カーウァイの作品『恋する惑星』『天使の涙』『ブエノスアイレス』『花様年華』『2046』5タイトルの4Kレストア版が、8月19日(金)より全国の劇場で順次公開されることが決定した。

『恋する惑星』(c)1994 JET TONE PRODUCTIONS LTD. (c) 2019 JET TONE CONTENTS INC. ALL RIGHTS RESERVED

ウォン・カーウァイ監督の代表作である『花様年華』(2000年公開)の制作20周年を記念して、監督自らが過去作を4Kレストアするプロジェクトがスタート。そのうち『恋する惑星』『天使の涙』『ブエノスアイレス』『花様年華』『2046』の5タイトルが、8月19日よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン池袋、立川シネマシティほかで全国順次公開される。

ウォン監督は今回のレストア版を「単なる焼き直しではなく、新たに生まれ変わった作品と位置付けることにした」とコメント。『恋する惑星』『花様年華』は監督が気に入っているアスペクト比の1.66:1で撮影され、劇場公開されたが、ビデオ化の際に1.85:1に修正されていたため、今回は元のアスペクト比に戻しているという。

『天使の涙』(c)1995 JET TONE PRODUCTIONS LTD. (c) 2019 JET TONE CONTENTS INC. ALL RIGHTS RESERVED

『花様年華』(c)2000 BLOCK 2 PICTURES INC. (c) 2019 JET TONE CONTENTS INC.ALL RIGHTS RESERVED

また、『天使の涙』は元々意図していたスコープサイズに変更。当時はスタンダード画面で撮影したものをワイド画面に編集することができなかったが、今回のレストアで実現できたとのこと。

加えて『恋する惑星』では、公開当時は存在していなかった5.1chで音声を再構成。2019年の火災でオリジナルネガの一部が消失していた『ブエノスアイレス』については、「一部のシーンを短くする必要があったが、ほとんどのシーンは以前よりも美しく復元することができた」と述べている。

『2046』(c)2004 BLOCK 2 PICTURES INC. (c) 2019 JET TONE CONTENTS INC. ALL RIGHTS RESERVED

『ブエノスアイレス』(c)1997 BLOCK 2 PICTURES INC. (c) 2019 JET TONE CONTENTS INC. ALL RIGHTS RESERVED

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